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介護福祉士の過去問 第31回(平成30年度) コミュニケーション技術 問31

問題

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Kさん(75歳、女性)は、小学校教諭を定年退職した後、しばらく趣味やボランティア活動を楽しんでいたが、認知症(dementia)を発症し、介護老人福祉施設に入所した。見当識障害や記憶力低下がみられた。入所後、初めて息子夫婦が面会に来た。Kさんは息子に向かって、「ここで、国語を教えているの」と嬉しそうに語った。息子夫婦は面会を終えて、介護福祉職のところに相談したいとやって来た。困惑したような表情の息子から、「母が、学校で教えていると言った時、どうしたらよいでしょうか」と質問があった。

Kさんの病状は進み、自分から話すことはほとんどなくなり、こちらの問いかけにも応えたり応えなかったり、という状況になった。
このようなKさんとコミュニケーションをとる方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
沈黙を守る。
   2 .
表情を一定に保つ。
   3 .
開かれた質問を使う。
   4 .
ボディタッチを増やす。
   5 .
コミュニケーションノートを使う。
( 介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) コミュニケーション技術 問31 )
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この過去問の解説 (3件)

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正解は4です。

1・2.刺激の少ない生活は認知症の症状をさらに進行させます。表情の変化を伴った話しかけが必要です。

3.「はい」「いいえ」などのような正解が決まっている答えを導くような質問法が「閉ざされた質問」、「自分は〇〇と思う」などのような相手の考えを引き出すような質問法が「開かれた質問」です。「開かれた質問」は話をすることに意欲的な人には効果的ですが、そうでない人には答えが浮かばなかったりかえって黙り込んでしまったりといった状況になる可能性があります。

4.言語的なコミュニケーションへの意欲が低下しているので、非言語的コミュニケーションを効果的に取り込むことが必要です。

5.コミュニケーションノートは間接的な関わりになりがちです。話しかけやボディタッチといった直接的な関わりが求められます。

付箋メモを残すことが出来ます。
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最も適切なものは4です。
やさしく、肩に触るといったことで、私はあなたの味方ですよと伝えることになり、安心感につながるからです。

他の選択肢については以下のとおりです。

1.誤りです。
反応がなくても挨拶、声掛けは必要な行為です。

2.誤りです。
明るく、やさしい雰囲気で接することで利用者さんは安心感を得られます。

3.誤りです。
「自分から話すことはほとんどなくなり」とあります。はい、いいえといった反応が見られる、閉じた質問のほうがいいでしょう。

5.誤りです。
Kさんは失語症や障碍者ではないので、コミュニケーションノートは不向きです。

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見当識障害や記憶力低下がみられる方へのコミュニケーションに関する問題です。

1.沈黙だけではKさんの意思を聴くことは難しいです。

2.非言語コミュニケーションとして表情を活用しましょう。

3.開かれた質問ではコミュニケーションが難しくなっているKさんとの会話は成立しません。

4.Kさんへの安心感にもつながるので、適宜活用していきましょう。ただし、過度なボディタッチは不快感や不信感、介護福祉職員への依存も考えられるので気をつけましょう。この問題は4が正解です。

5.コミュニケーションノートは、ノートに示されている言葉やイラストを活用してコミュニケーションをするツールです。しかし、Kさんの状態には適しているとは言い難いです。

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