介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
生活支援技術 問36

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問題

介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) 生活支援技術 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

Aさん(38歳)は、共同生活援助(グループホーム)に入居している。料理が得意で、普段はエプロンを身に着けて揚げ物料理をガスコンロで作っている。
防火を意識した調理支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 調理材料は、ガスコンロの周辺に置く。
  • 調理をするときは、袖口を絞った衣類を着てもらう。
  • 調理に時間がかかるときは、鍋から離れてもらう。
  • 火災警報器は、床に近い部分に設置する。
  • 強い火力で調理してもらう。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。安全に留意しつつAさんに料理を楽しんでもらう配慮が必要です。

1.引火の危険性を避けるため、ガスコンロの周りにはできるだけ物を置かないようにします。

2.袖に引火するのを防ぐための配慮です。

3.Aさん自身が疲れを訴えれば別ですが、スタッフ側の考えでAさんを料理から遠ざけるのは好ましいとは言えません。

4.熱や煙が上方に昇る性質上、火災報知機は高い位置に取り付けます。

5.火力が高くなるほど危険度が高まります。揚げ物料理であっても適切な温度を保つような火力に調節することが必要です。

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02

最も適切なものは2です。
袖口が広がっていると袖に油や火がつく可能性があるからです。

他の選択肢については以下のとおりです。

1.誤りです。
ガスコンロ周辺に燃えやすいものは置かないようにします。

3.誤りです。
火もとから離れてはいけません。その場を離れるときは必ず火を消します。

4.誤りです。
天井や壁面に設置します。煙は上へと上がるからです。また台所に設置する際は、調理の煙が当たると火災ではないのに火災と感知してしまうので、それを考慮し、調理の煙が当たらないところに設置します。

5.誤りです。
強い火力だと火が油の中に入る可能性があり、危険です。

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03

防火を意識した調理支援に関する問題です。

1.引火のリスクがあります。

2.防火を意識した調理支援として適しています。2が正解です。

3. 鍋から離れてしまうと、調理していることを忘れてしまう可能性があります。

4. 火災警報器は天井等に取り付けます。

5.メニューによって判断が必要なので、どんな料理でも強火で調理支援をすると判断しないようにしましょう。

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