介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
生活支援技術 問45

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問題

介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) 生活支援技術 問45 (訂正依頼・報告はこちら)

いすに座っている右片麻痺(みぎかたまひ)の利用者の食事介護時の留意点として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 口の右側に食物を入れる。
  • 利用者の左腕はテーブルの上にのせたままにしておく。
  • 刻み食にする。
  • 上唇にスプーンを運ぶ。
  • 一口ごとに、飲み込みを確認する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

1.右片麻痺の方は、口腔内も右側の動きが不自由になっていることがあります。食物は麻痺のない方に入れるのが基本です。

2.スプーンを持ってもらうなど、自力摂取に向けた働きかけも必要です。

3.麻痺があるということが刻み食にする要因になるわけではありません。食事の形態を変える際には嚥下能力等をよく見極める必要があります。

4.人の口は下あごが動くことで開閉します。下唇にスプーンを運ぶことで、利用者様が楽に食べられます。

5.嚥下能力が低下している可能性にも配慮し、介護者のペースではなく利用者様のペースで食べてもらうことが重要です。

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02

右片麻痺(みぎかたまひ)の利用者の食事介助に関する問題です。

1.健側(左側)で咀嚼、嚥下してもらいます。

2.麻痺側(右側)の上肢をテーブルの上にのせます。身体が傾かないようにします。

3.咀嚼に問題がないので、刻み食は不要です。

4.下唇にスプーンを運びます。上唇では嚥下がしにくいです。

5. 片麻痺の方は咀嚼や嚥下に時間が掛かるので確認は必要です。よって5が正解です。

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03

最も適切なものは5です。
無理やり食べさせるのではなく、利用者さんのタイミングを考えます。誤嚥の防止にもなります。
他の選択肢については以下のとおりです。

1.誤りです。
健側が基本ですので、右側ではなく「左側」です。

2.誤りです。
健側はできるだけ使ってもらいます。健側でスプーンを持ってもらい、介助者はそれをお手伝いします。

3.誤りです。
刻み食は咀嚼に問題がある人向けです。

4.誤りです。
舌先に物を載せるようにします。

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