介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
生活支援技術 問46

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問題

介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) 生活支援技術 問46 (訂正依頼・報告はこちら)

たんぱく質・エネルギー低栄養状態(PEM:Protein Energy Malnutrition)が疑われる状況として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 要介護度が改善した。
  • 1か月に3%以上の体重減少があった。
  • 体格指数(BMI)が25.0以上になった。
  • 低血圧症状が現れた。
  • 声が枯れるようになった。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1.低栄養状態では身体能力の低下が起こりやすくなるので、要介護度が改善するとは考えにくいです。

2.体重が「6か月間で2~3kg減少」または「1~6か月の間に3%以上減少」することが指標とされています。

3.「BMIが25.0以上」は肥満の目安です。痩せていることの目安は「BMIが18.5未満」です。

4.低栄養状態の指標は「体重」、「BMI」、「血清アルブミン値」とされています。

5.栄養状態の問題ではなく、水分の不足が考えられます。

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02

最も適切なものは2です。
低栄養状態ということは食事摂取がうまくいっていないことが一番の原因だからです。
ちなみに低栄養状態の指標は高齢者の場合、BMIが20以下、体重減少が6カ月間に2~3kg減少または1~6カ月間の体重減少率が3%以上、血清アルブミン値3.8g/dl以下、血中総コレステロール値150mg/dlです。

他の選択肢については以下のとおりです。

1.誤りです。
要介護度が改善するというのは以前よりも状態が良くなっています。

3.誤りです。
BMIは体重に比例します。この場合、体重が増えています。

4.誤りです。
低血圧症状だとめまい、冷えといったものが表れます。何か病気になっていないかを疑うべきです。

5.誤りです。
風邪をひいたときに人によっては声が枯れます。病気など別なことを疑うべきです。

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03

たんぱく質・エネルギー低栄養状態に関する問題です。
1.たんぱく質・エネルギー低栄養状態だと食事量や活動量が低下するため要介護度は悪化していきます。

2.「1~6か月間の体重減少率が3%以上」とされているたんぱく質・エネルギー低栄養状態に該当します。

3. BMIが25.0以上は肥満状態を指します。

4.たんぱく質・エネルギー低栄養状態が主原因とする低血圧症状は現れません。

5.たんぱく質・エネルギー低栄養状態が主原因として声が枯れることはありません。

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