介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
障害の理解 問93

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問題

介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) 障害の理解 問93 (訂正依頼・報告はこちら)

網膜色素変性症(retinitis pigmentosa)の初期の症状として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 硝子体出血
  • 口内炎
  • 眼圧上昇
  • 夜盲
  • 水晶体の白濁

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この過去問の解説 (3件)

01

1.×
 硝子体出血は、糖尿病性網膜症や加齢黄斑変性症の合併症として見られます。
 通常は透明である硝子体の中に、様々な部位からの出血が溜まってしまった状態のことを言います。

2.×
 口内炎は、口腔内及び周辺の粘膜に生じる炎症のことです。
 ストレスや栄養不足といった免疫力の低下が原因として発症するものが多く、他には口腔内を噛む・入れ歯や矯正器具による刺激が原因で発症するもの等が挙げられます。

3.×
 眼圧上昇は、緑内障に見られる症状です。
 目の中を循環している房水の圧力のことを眼圧と言い、この房水の働きがうまく機能しなくなることによって、眼圧上昇が起こります。

4.○
 網膜色素変性症の症状は、夜盲から始まるとされています。
 暗いところでは見えにくいという症状のことを言いますが、近年では夜でも明るいところが多いため、生活している環境によって、この段階では発症していることに気づかないことがあります。

5.×
 水晶体の白濁は、白内障の症状として見られます。
 眼球内でレンズの働きを持つ水晶体が白く濁ってしまい、見えにくくなることを言います。
 初期症状の内は濁っている部分と透明な部分がありますが、進行するにつれて徐々に濁っている部分が多くなっていきます。

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02

最も適切なものは4です。

他の選択肢については以下のとおりです。

1.誤りです。
硝子体出血は、網膜裂孔、くも膜下出血、外傷などで起こります。

2.誤りです。
網膜色素変性症は目の病気です。

3、誤りです。
眼圧上昇は緑内障と関係があります。

5.誤りです。
白内障の症状です。

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03

網膜色素変性症の初期症状は、夜間や薄暗い屋内でものが見えにくくなる夜盲であるため、4が正解です。

参考になった数9