介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
こころとからだのしくみ 問106

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問題

介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) こころとからだのしくみ 問106 (訂正依頼・報告はこちら)

睡眠に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 加齢に伴って睡眠時間は短くなる。
  • 睡眠障害の多くは遺伝性である。
  • 過眠は睡眠時間が長くなることをいう。
  • 睡眠中は体温が上昇する。
  • 睡眠周期は約60分である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.○
 個人差はありますが、加齢に伴い、睡眠時間は減少していきます。
 特に高齢者では、中途覚醒や早期覚醒等があるため、熟睡する時間が減っていきます。
 
2.×
 睡眠障害とは、ストレスや不規則な生活リズム等によって起こる不眠症や過眠症のことを指し、遺伝によるものではありません。

3.×
 過眠とは、夜間に十分な睡眠をとっているのにも関わらず、日常生活に支障を来すほどの強い眠気が日中に生じる状態のことを言います。
 
4.×
 睡眠中の体温は徐々に下がっていきます。
 身体内部の体温が下がることによって脳が休息し、睡眠へと繋がります。

5.×
 睡眠周期は約90~110分で変動すると言われ、レム睡眠(眠りが浅い状態)とノンレム睡眠(眠りが深い状態)が交互に現れます。

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02

1〇 加齢により、睡眠の質が変化することによって睡眠時間は減少することがあります。

2× 睡眠障害とは、環境によって引き起こされることがあり、一概に遺伝だけとは限りません。

3× 過眠症とは、日常生活に支障が出るほどの眠気や居眠りがある状態を指すため、説明文はあてはまりません。

4× 睡眠中の体温は、体を休息させる・代謝量を減らすため下がります。

5× 睡眠周期は、90分サイクルです。

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03

1.加齢に伴ってノンレム睡眠(深い眠り)もレム睡眠(浅い眠り)も減っていきます。加齢による活動量の減少により睡眠時間は短くなります。よって、1が正解です。

2.睡眠障害の多くは後天的な要素があります。
・精神疾患による睡眠障害
・ストレスや不安の増加による睡眠障害
・身体に関わる疾患等による睡眠障害
・薬の副作用による睡眠障害
よって、2は間違いです。

3.過眠は十分な睡眠時間を確保できているのに、日中の眠気によって起きていることに負担が生じる状況が約1か月以上続くことです。よって、3は間違いです。

4.入眠前〜睡眠中は体温が下がります。よって4は間違いです。

5.ノンレム睡眠とレム睡眠を交互に繰り返す睡眠周期は大体90分から110分くらいの周期で繰り返されます。よって、5は間違いです。

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