介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
こころとからだのしくみ 問107
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問題
介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) こころとからだのしくみ 問107 (訂正依頼・報告はこちら)
睡眠に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 高齢者の中途覚醒は、水分の摂りすぎが原因である。
- レストレスレッグス症候群(restless legs syndrome)は、下肢を動かすと症状が軽快する。
- 仰臥位(ぎょうがい)で眠ると、いびきが改善する。
- 睡眠時間の確保には、寝だめが有効である。
- 熟睡するには、就寝前の飲酒が有効である。
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この過去問の解説 (3件)
01
高齢者の睡眠は浅くなる傾向にあり、このことから睡眠の途中で目覚める中途覚醒が多くなります。
水分摂取量との関係性はないと考えられます。
2.○
レストレッグス症候群は、別名・むずむず脚症候群と言われ、主に夕方から夜間にかけて足がむずむずするような感覚が起こります。
下肢を動かすことで症状が軽快するため、これが睡眠中に起こると不眠が生じることがあります。
3.×
仰臥位で眠ると、いびきが起こりやすくなります。
側臥位で眠ったり、枕の高さを調整したりすることで、いびきは改善されます。
4.×
睡眠の量は、その日の疲労度によって必要な量が決まり、それ以上眠ることができないため、寝だめをすることはできません。
5.×
就寝前に飲酒をすると、眠りにつきやすくなりますが、眠りが浅くなってしまうため、飲酒をしても熟睡することはできません。
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02
2.レストレスレッグス症候群は、日中よりも夜間帯に起きやすいです。下肢を動かすと症状が軽快しますが、眠ることができずに不眠に繋がります。よって、2が正解です。
3.仰臥位で眠ると、気道を圧迫するので、結果、いびきが発生しやすくなります。側臥位で眠るといびきを発生しにくい姿勢になります。よって、3は間違いです。
4.睡眠時間の確保には、寝だめではなく、蓄積している疲労を回復するための睡眠時間の確保が必要です。よって、4は間違いです。
5.就寝前の飲酒は、覚醒作用や利尿作用で睡眠が浅くなるため、中途覚醒で熟睡できなくなります。よって、5は間違いです。
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03
2〇 正解です。
3× 仰臥位ではいびきは改善しません。
4× 睡眠不足を寝だめで解消することは出来ません。
5× 就寝前の飲酒は、適量を守り、毎日の日課にはしないことが良質な睡眠を確保することに繋がります。
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