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介護福祉士の過去問 第32回(令和元年度) コミュニケーション技術 問33

問題

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次の事例を読んで、以下の問いに答えなさい。
〔事例〕
Kさん(80歳、男性)は、中等度の認知症( dementia )があり、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居中である。16時頃、KさんがL介護福祉職に、「仕事は終わりました。家に帰ります」と伝えてきた。その後、L介護福祉職がKさんの居室を訪問すると、Kさんは、「早く家に帰らなくては…」と言いながらタンスから衣類を取り出していた。

L介護福祉職が居室を訪問したときに、最初にとる対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
衣類をタンスへ戻すように促す。
   2 .
居室から出ないようにお願いする。
   3 .
ここに入居したことを覚えていないのかと質問する。
   4 .
ここは仕事場ではないことを説明する。
   5 .
挨拶しながら表情や行動を観察する。
( 介護福祉士国家試験 第32回(令和元年度) コミュニケーション技術 問33 )
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この過去問の解説 (3件)

43
中等度の認知症の方への介護福祉職としての対応を問う事例問題です。

1.ただ、元に戻すように促すことは不適切な対応です。

2.今回の事例では行動の制限はできません。

3.認知症のKさんに現状の認識を問う対応はKさんをさらに混乱させてしまうので不適切な対応です。

4.Kさんが仕事場だと思い込んでいることを否定する対応は適しているとは言えません。

5.今回の事例ではまずは表情や行動を観察して見守ることが先ず求められます。状況に応じて対応の検討を行っていきましょう。5が正解になります。

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16
事例からは、Kさんがグループホームを仕事場だと思っていることや帰宅願望があることがわかります。
Kさんを混乱させないよう、自然な対応が求められます。

1.×
衣類を持って家に帰る支度をしているのに、衣類をタンスに戻すよう言われたら、Kさんとしては納得いかないと思われます。
Kさんの同意を得られないことを促すことは適切ではありません。

2.×
これも、Kさんにとっては納得いかず、混乱を招くおそれがあります。

3.×
Kさんは認知症のため、自身の状況を把握できていないと思われます。
病気が原因で忘れてしまっていることを責めるような発言は不適切です。

4.×
Kさんは仕事場であると思っています。
否定することは、Kさんを混乱させてしまうおそれがあります。

5.○
さりげなく表情や行動などを観察し、Kさんの状況を判断します。
帰宅願望があるようですので、飛び出し等の危険がないよう見守りをしましょう。

8
1.誤りです。
認知症の方への対応として仕事を終えたという思いを否定するような言動は不適切です。
2.誤りです。
帰宅願望がある利用者に居室からでないようお願いすることは、不穏にさせてしまう原因になります。
3.誤りです。
短期記憶が乏しくなっている利用者に記憶に関する質問をするのは不適切です。
4.誤りです。
本人が仕事場だと思っていることを否定することは、不穏にさせてしまう原因となります。
5.正しいです。
本人の思いに寄り添いながら様子観察を行うのが大切です。

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