介護福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
生活支援技術 問49

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問題

介護福祉士国家試験 第32回(令和元年度) 生活支援技術 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

利用者の状態に応じた入浴の介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 血液透析を受けている人は、透析直後に入浴する。
  • 胃ろうを造設している人は、入浴を控える。
  • 心臓機能障害がある人は、半身浴にする。
  • 酸素療法を行っている人は、鼻カニューレを外して入浴する。
  • 回腸ストーマを造設している人は、食後1時間以内に入浴する。

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この過去問の解説 (3件)

01

入浴介護に関して注意が必要なケースに関する問題です。

1.透析後は血圧が低いので、透析当日の入浴は行いません。

2.胃ろうを造設していても入浴は可能です。

3.心臓機能障害のある人は、入浴をすることで水圧の影響を受けることがあります。そのため半身浴が望ましいです。よって、3が正解です。

4.入浴中は酸素の必要量が増加します。酸素療法を行っている人は鼻カニューレをつけて入浴することが必要です。

5.回腸ストーマを造設している人は、食後2時間以降、排泄が少ない時に入浴するようにする必要があります。

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02

1.×
透析後は血圧が低く、入浴によってさらに血圧が下がる恐れがあるため透析日の入浴は避けます。

2.×
胃ろうを造設していても入浴可能です。
入浴後は胃ろう周辺の水分をふき取り、乾燥させます。

3.○
入浴時、お湯に深く浸かることで水圧や温度変化による心臓への影響が心配されます。
心臓の機能低下がある方は、半身浴やシャワー浴など心臓に負担がかからない方法で入浴します。

4.×
酸素吸入しながらでも入浴は可能です。

5.×
食後すぐは胃腸の動きが活発になり排便しやすくなります。
ストーマ装具を付けたままでも入浴はできますが、可能であれば食後2時間程度は入浴を控えた方が無難です。

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03

1.誤りです。
透析を行った当日は血圧低下の恐れがあり避けるべきです。
2.誤りです。
胃ろうを造設している人は清潔を保つためにも入浴が必要です。
3.正しいです。
4.誤りです。
入浴時は通常より心拍も上がり酸素量も必要とするので鼻カニューレを付けたまま入浴する必要があります。
5.誤りです。
回腸ストーマを造設している人の入浴は、食後2時間以降、排泄が少ない時です。

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