介護福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
認知症の理解 問81

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問題

介護福祉士国家試験 第32回(令和元年度) 認知症の理解 問81 (訂正依頼・報告はこちら)

認知症( dementia )の発症リスクを低減させる行動に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 抗認知症薬を服用する。
  • 睡眠時間を減らす。
  • 集団での交流活動に参加する。
  • 運動の機会を減らす。
  • 飽和脂肪酸を多く含む食事を心がける。

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この過去問の解説 (3件)

01

最も適切なものは3です。
集団での交流活動で自分の役割をもち、多くの人と関わることは、生きがいや脳の活性化につながります。

他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。
抗認知症薬は予防薬ではありません。
発症した際の進行を遅らせる効果や対症療法に用いられるものです。

2.4.5 誤りです。
生活習慣病リスクが高いと認知症リスクも高まると言われています。
睡眠不足、運動不足、飽和脂肪酸を含む食品はどれも生活習慣病リスクと関連があり、避けるべき内容です。

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02

1.×
抗認知症薬は、発症してから処方されます。

2.×
睡眠不足は、認知症発症のリスクを高めます。

3.○
地域活動への参加や親しい人との交流が多様であるほど認知症の発症リスクが低下するという研究結果があります。
(国立長寿医療研究センター)

4.×
適度な運動は、脳の血流を良くし認知症の予防に効果があるといわれています。

5.×
認知症予防に効果があるのは、多価不飽和脂肪酸といわれています。

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03

1.抗認知症薬は認知症の進行を遅らせるために用いられるので、間違いです。

2.睡眠不足は認知症の発症リスクとなる要因になるので間違いです。

3.集団での交流活動は脳に刺激を与えるため、認知症の発症リスクを抑えることができます。よって、3が正解です。

4.運動の機会を通じて脳に刺激を与え、認知症の発症リスクを抑える効果があります。運動の機会を減らすのは間違いです。

5.肉類に多く含まれている飽和脂肪酸の過剰摂取は、認知症の発症リスクに繋がるので間違いです。

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