介護福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
こころとからだのしくみ 問99

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問題

介護福祉士国家試験 第32回(令和元年度) こころとからだのしくみ 問99 (訂正依頼・報告はこちら)

爪や指の変化と、そこから推測される疾患・病態との組合せとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 爪の白濁 ------------チアノーゼ( cyanosis )
  • 巻き爪 -------------- 心疾患
  • さじ状爪 ----------- 鉄欠乏性貧血( iron deficiency anemia )
  • ばち状指 ----------- 栄養障害
  • 青紫色の爪 -------- 爪白癬(つめはくせん)

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この過去問の解説 (3件)

01

1.×
爪の白濁は、爪白癬(爪の水虫)が疑われます。
または、肝臓の病気によって爪が白くなることもあるため、受診が必要です。

2.×
巻き爪の主な原因は、深爪などの間違った爪切りや外反母趾、足に合わない靴を履くなどです。

3.○
さじ状爪とは、スプーンネイルとも言い、爪の中央が凹み爪先が反り返った状態になります。
鉄欠乏性貧血の患者に多くみられる症状で、貧血によって爪が薄くなることで起こります。

4.×
ばち状爪は、爪が丸く盛り上がった状態です。
肺や心臓の疾患が疑われます。

5.×
血液の流れが悪くなる(血液中の酸素が少なくなる)と顔色や爪の色が悪くなります。
この状態をチアノーゼといいます。

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02

1.爪の白濁は爪白癬が原因と考えられるので間違いです。

2.巻き爪は物理的な外からの力が原因と考えられるので間違いです。

3.さじ状爪は鉄欠乏性貧血に特有の症状です。よって、3が正解です。

4.ばち状指は呼吸器に関わる疾患が原因と考えられるので間違いです。

5.青紫色の爪はチアノーゼが原因と考えられるので間違いです。

参考になった数15

03

最も適切なものは3です。
鉄分の不足により、爪が弱くなり、さじ状になるといわれています。

他の選択肢については以下のとおりです。
1、誤りです。
爪の白濁は爪白癬が疑われます。

2.誤りです。
巻き爪は外反母趾が疑われます。

4.誤りです。
ばち状指は指先が広くなり、太鼓のばちのような形状をしているものです。
肺がん、間質性肺炎などの呼吸器疾患や心不全でみられます。

5.誤りです。
青紫色の爪はチアノーゼでみられます。

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