介護福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
こころとからだのしくみ 問102

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問題

介護福祉士国家試験 第32回(令和元年度) こころとからだのしくみ 問102 (訂正依頼・報告はこちら)

摂食・嚥下(えんげ)のプロセスに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 先行期は、唾液分泌が増加する。
  • 準備期は、嚥下性無呼吸がみられる。
  • 口腔期(こうくうき)は、喉頭が閉鎖する。
  • 咽頭期は、食塊を形成する。
  • 食道期は、随意的な運動である。

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この過去問の解説 (3件)

01

摂食・嚥下は、

①先行期
これから食べる物を見て、形や硬さなどを認識する

②準備期
食物を口に入れて咀嚼、唾液を混ぜ合わせ食塊を作る

③口腔期
舌の運動によって食塊を咽頭へ送る

④咽頭期
食塊を飲み込み、咽頭から食道へ送る

⑤食道期
食道の蠕動によって食塊を胃へ送る

これら5つのプロセスで行なわれています。


1.○
食べ物の美味しそうな見た目・匂い・肉や魚の焼ける音などは食欲を起こし、唾液の分泌を促します。

2.×
嚥下性無呼吸が起こるのは④咽頭期です。

3.×
喉頭閉鎖が起こるのは④咽頭期です。

4.×
食塊の形成は②準備期で行なわれます。

5.×
食道期に起こる食道の蠕動は、不随意運動です。

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02

最も適切なものは1です。
文のとおりです。

他の選択肢については以下のとおりです。

2.誤りです。
準備期は食べ物を口の中に入れる時期で、咀嚼期ともいいます。
嚥下性無呼吸とは咽喉を食べ物が通過するときに誤嚥を防ぐために一時的に息を止めるからだの機能です。関連するのは咽頭期です。

3.誤りです。
口腔期は歯と舌を使って食物を固まりにして咽頭に送り込む時期です。口頭の閉鎖は咽頭期です。

4.誤りです。
食塊を形成するのは、口腔期です。

5.誤りです。
蠕動運動なので不随意です。

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03

1.食べ物を見ることで、食べ物の情報を引き出し、食べる準備をする先行期は唾液分泌が増加します。よって、1が正解です。

2.準備期は、食べ物を咀嚼し唾液と混ぜて飲み込みやすくする時期です。よって、間違いです。

3.口腔期は、食塊を咽頭へ移送する時期ですので間違いです。喉頭が閉鎖するのは咽頭期です。

4.食塊を形成するのは準備期です。咽頭期では、咽頭が閉鎖されます。よって、4は間違いです。

5. 食道から胃へと運ぶ食道期は、意識的に行われない、不随意運動です。よって、5は間違いです。

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