介護福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
生活支援技術 問44
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問題
介護福祉士国家試験 第33回(令和2年度) 生活支援技術 問44 (訂正依頼・報告はこちら)
慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)のある利用者の食事に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 繊維質の多い芋類を食事に取り入れる。
- 炭酸飲料で水分補給をする。
- たんぱく質の多い食事は控える。
- 高カロリーの食事は控える。
- 1回の食事量を減らし、回数を増やす。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は、5です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)のある利用者は、呼吸に使う筋肉が落ちているため、呼吸に伴いより多くのエネルギーが必要です。そのため、食事の量や方法には注意を払う必要があります。
1.繊維質の多い食品はおなかにガスを発生させ、横隔膜を圧迫し、息苦しさの原因になります。避けるべき食品なので不正解です。
2.炭酸飲料も息苦しさの原因になりかねません。避けるべき食品の一つなので、不正解です。
3.筋肉を作る良質のたんぱく質は、意識して取り入れるべきです。控えてはいけないので、不正解です。
4.体重を落とさず元気な状態を保つため、高カロリーの食品を意識してとるのは効果的です。控えてはいけないので、不正解です。
5.満腹状態は横隔膜を圧迫します。また、食事をとること自体苦しくなることがあります。そのため、何回かにわけて食事をとったり、間食を上手に利用するなど、一日に必要な栄養素をきちんと摂取するよう意識すべきなので、正解と言えます。
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02
正解は5番です。
慢性閉塞性肺疾患とは、肺が炎症を起こし、咳や息切れが起こる状態になります。
1 繊維質の多い芋類を食事に取り入れる。→繊維質の多い芋類はガスを発生させ、横隔膜を圧迫させる原因にもなるので、不正解になります。
2 炭酸飲料で水分補給をする。→炭酸飲料で水分補給することはガスを発生させ、横隔膜を圧迫させる原因にもなるので、不正解になります。
3 たんぱく質の多い食事は控える。→たんぱく質の多い食事を控えるのは不正解になります。たんぱく質は体を作る重要な栄養素になるので、摂取していく事が大切になります。
4 高カロリーの食事は控える。→高カロリーの食事を控えるのは不正解になります。体を作っていくには、高カロリーの食事も摂取していく事が大切になります。ただ、取り過ぎには注意が必要です。
(正解)5 1回の食事量を減らし、回数を増やす。→正解になります。1回の食事量を減らし、回数を増やすことで横隔膜を圧迫させないで、大切な栄養素を摂取出来るので大切になります。
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03
1.繊維質の多い芋類を摂取するとガスが発生し、横隔膜を圧迫させ、息苦しくなる可能性があります。
よって不正解です。
2.炭酸飲料のガスで横隔膜を圧迫し、息苦しくなる可能性があります。
よって不正解です。
3.タンパク質は大切な栄養素の為、控える必要はありません。
よって不正解です。
4.カロリーを充分に摂取して、筋肉や脂肪を落とさないことは大切です。
よって不正解です。
5.食事を何回かに分けることで満腹になることを防ぎ、横隔膜を圧迫させずに済みます。
よって正解です。
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