介護福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
生活支援技術 問56
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問題
介護福祉士国家試験 第33回(令和2年度) 生活支援技術 問56 (訂正依頼・報告はこちら)
睡眠の環境を整える介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 寝具を選ぶときは、保湿性を最優先する。
- 湯たんぽを使用するときは、皮膚に直接触れないようにする。
- 寝室の温度は、1年を通して15℃前後が望ましい。
- 枕は、顎が頸部につくぐらいの高さにする。
- 就寝中の電気毛布は、スイッチを切る必要がない。
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この過去問の解説 (3件)
01
最も適切なものは2です。
皮膚に直接触れるとやけどの原因になります。文のとおりです。
他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。
文中の「保湿性」が誤りで正しくは「保温性」です。
3.誤りです。
夏は25℃~27℃、湿度50%~60%
冬は18℃~20℃ 湿度40%~60%
このくらいがいいと言われています。
4.誤りです。
顎が頸部につくような高さだと息ができなくなってしまいます。
また、肩こりや首のこりなどの原因にもなります。
枕の高さはその人の体型や好みなど個人差がありますが、
立っているときと同じ姿勢を横になったときも保てるような
高さがいいと言われています。
5.誤りです。
スイッチをいれたままにすると体内の水分が奪われ、脱水の原因になります。
また、低温やけどの原因にもなります。
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02
1.適切ではありません。
寝具を選ぶときは動きやすさ、耐圧分散性、保温性、寝心地の良さ等、要介護者の状態に合わせて選ぶようにします。
2.適切です。
湯たんぽを直接皮膚に当て続けると低温やけどを引き起こす可能性があります。
3.適切ではありません。
寝室の温度は季節や天候に応じた適切な室温に調整する必要があります。
4.適切ではありません。
枕は体型、寝る姿勢、好みなど、要介護者によって適切な高さが異なります。しかし、顎が頚部につく状態は枕の高さが高すぎであり、首の痛みや肩こりに繋がります。
5.適切ではありません。
就寝中に電気毛布のスイッチをつけたままにすると、脱水や低温やけどを引き起こす可能性があります。
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03
正解は、2です。
1.保湿性よりも、汗を逃がすことができる通気性を優先させます。そのため、不正解です。
2.低温やけどを防ぐため、タオルでくるむなど、皮膚に直接触れない工夫が必要です。正解です。
3.夏は約28℃以下、冬は約20℃前後を室温の目安とします。寝具の種類が異なるため、室温も季節によって異なります。そのため、不正解です。
4.顎が頸部につくような状態は、呼吸が苦しくなり、首や肩にも負担をかける恐れがあります。そのため、不正解です。
5.脱水や低温やけどを防ぐため、就寝中は電気毛布のスイッチを切るほうが適切です。そのため、不正解です。
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