介護福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
介護過程 問68
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問題
介護福祉士国家試験 第33回(令和2年度) 介護過程 問68 (訂正依頼・報告はこちら)
次の事例を読んで、問題に答えなさい。
〔事例〕
Aさん(80歳、女性、要介護3)は、パーキンソン病(Parkinson disease)と診断されている。診断後も家業を手伝いながら、地域の活動に参加していた。
半年前からパーキンソン病(Parkinson disease)が悪化し、動作は不安定となったが、「家族に迷惑をかけたくない」と、できることは自分で取り組んでいた。また、主となる介護者である娘に服薬を管理してもらいながら、通所介護(デイサービス)を週3回利用し、なじみの友人と話すことを楽しみにしていた。
最近、通所介護(デイサービス)の職員から娘に、昼食時にむせることが多く食事を残していること、午後になると、「レクリエーションには参加したくない」と落ち着かない様子になることが報告された。
その後、娘が腰痛を発症し、Aさんは短期入所生活介護(ショートステイ)を利用することになった。
次の記述のうち、短期入所生活介護(ショートステイ)におけるAさんの生活課題として、最も優先すべきものを1つ選びなさい。
〔事例〕
Aさん(80歳、女性、要介護3)は、パーキンソン病(Parkinson disease)と診断されている。診断後も家業を手伝いながら、地域の活動に参加していた。
半年前からパーキンソン病(Parkinson disease)が悪化し、動作は不安定となったが、「家族に迷惑をかけたくない」と、できることは自分で取り組んでいた。また、主となる介護者である娘に服薬を管理してもらいながら、通所介護(デイサービス)を週3回利用し、なじみの友人と話すことを楽しみにしていた。
最近、通所介護(デイサービス)の職員から娘に、昼食時にむせることが多く食事を残していること、午後になると、「レクリエーションには参加したくない」と落ち着かない様子になることが報告された。
その後、娘が腰痛を発症し、Aさんは短期入所生活介護(ショートステイ)を利用することになった。
次の記述のうち、短期入所生活介護(ショートステイ)におけるAさんの生活課題として、最も優先すべきものを1つ選びなさい。
- 食事を安全に摂取できること。
- 服薬の管理ができること。
- 通所介護(デイサービス)の利用を再開できること。
- なじみの友人ができること。
- 地域の活動に参加できること。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.適切です。
昼食中にむせることが多く、食事を残しているということから、誤嚥や窒息等を防ぐ為に、食事の方法を再検討することが最優先です。
2.適切ではありません。
現在服薬の管理は娘が行っていることから、最優とはいえません。
3.適切ではありません。
現在通所介護に週3回通えている為、生活課題とはいえません。
4.適切ではありません。
通所介護でなじみの友人と話すのを楽しみにしているとある為、生活課題とはいえません。
5.適切ではありません。
パーキンソン病が悪化していることから、地域の活動に再び参加することは困難と考えられます。
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02
最も優先すべきものは1です。
事例の文の中に「昼食時にむせることが多く食事を残している」とあります。
よって1が最も優先すべきものです。
他の選択肢については以下のとおりです。
2.最も優先するものに該当しません。
もともと服薬管理は娘さんが行っており、
Aさんがやっていなかったものです。
3.最も優先するものに該当しません。
今回Aさんは娘さんの事情によるショートステイ利用のため、
Aさんの身体的機能に著しい何かがあったわけではないので、
娘さんの事情次第で切り替えられる可能性のあるところです。
4.最も優先するものには該当しません。
ショートステイで利用が短いため該当しません。
5.最も優先するものには該当しません。
病状から難しい問題です。
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03
正解は、1です。
1.最近むせこみがみられることを考えると、食事の安全な摂取が最優先課題といえます。正解です。
2.服薬管理は娘が行っており、最優先課題とはいえません。そのため、不正解です。
3.デイサービスの利用は自宅に戻ってから考えます。ショートステイでの生活課題ではありません。そのため、不正解です。
4.友人をつくることは、ショートステイにおける最優先課題にはあたらないため、不正解です。
5.地域活動の参加も、ショートステイにおける最優先課題にはあたりません。そのため、不正解です。
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