介護福祉士の過去問 第33回(令和2年度) 発達と老化の理解 問75
この過去問の解説 (3件)
1.適切ではありません。
令和元年版高齢社会白書(全体版)によると、介護が必要になる原因は、「認知症」が18.7%と最も多く、次いで「脳血管疾患(脳卒中)」15.1%、「高齢による衰弱」13.8%、「骨折・転倒」12.5%となっています。
2.適切です。
服用する薬剤によってふらつきや眠気、脱力等の症状がみられ、転倒の原因となることがあります。
3.適切ではありません。
高齢者の骨折で最も多いのは、大腿骨頸部となっています。
4.適切ではありません。
転倒の場所は、室内では「居間・茶の間・リビング」が最も多いとされています。
5.適切ではありません。
過去に転倒したことがあると、再度の転倒の危険性は高くなります。
正解は、2です。
1.「国民生活基礎調査」などによると、認知症が介護の必要となる原因の第一位として挙げられています。そのため、不正解です。
2.薬剤によるめまいやふらつきが、転倒リスクを高める可能性があります。正解です。
3.高齢者の場合、大腿骨頸部骨折が多くみられます。そのため、不正解です。
4.屋内では階段が、最も転倒の多い場所となっています。そのため、不正解です。
5.過去の転倒は筋力の低下などを引き起こし、転倒再発のリスクを高めます。そのため、不正解です。
正しいものは2です。
降圧剤や利尿剤の影響によるふらつき、
抗不安剤の影響による注意力の欠如などは
転倒リスクに影響を与えるものといわれています。
他の選択肢については以下のとおりです。
1,誤りです。
介護が必要になる原因は認知症や脳血管疾患によるものの方が骨折より多いです。
3,誤りです。
仙骨部や転子部(足の付け根、股関節)の方が足首より多いです。
4.誤りです。
ベッドから椅子へ移動する、トイレの便座座ったり
立ち上がったりするときなどに起こりやすいです。
5,誤りです。
再度の転倒の危険性は高くなります。
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