介護福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
認知症の理解 問79

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問題

介護福祉士国家試験 第33回(令和2年度) 認知症の理解 問79 (訂正依頼・報告はこちら)

日本での認知症(dementia)に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
  • アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimerʼs type)以外の認知症(dementia)の患者数が増加している。
  • アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimerʼs type)の有病率は、男性より女性が高い。
  • 年齢が若いほど、認知症発症のリスクが高い。
  • 生活習慣病(life-style related disease)と認知症発症には関連がない。
  • 運動は認知症予防に無効である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.適切ではありません。

日本では、アルツハイマー型の認知症が最も発症率が高いとされています。

2.適切です。

男性よりも女性の方が、アルツハイマー型認知症の有病率が高いとされています。

3.適切ではありません。

年齢が高いほど、認知症のリスクが高いです。

4.適切ではありません。

生活習慣病(糖尿病・脂質異常症・高血圧・肥満等)と認知症は大きく関連しているといわれています。

5.適切ではありません。

軽度の運動により、脳の細胞が活性化され、認知症予防に効果があるとされています。

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02

適切なものは2です。

古いデータですが『医療・医療経営統計データ集2015年版』で、

女性が男性の約2.5倍だと言われています。

他の選択肢については以下のとおりです。

1.誤りです。

アルツハイマー型の患者が多いです。

2.誤りです。

年齢が高くなるほど発症リスクは高くなります。

3.誤りです。

特に糖尿病との関連が指摘されています。

5.誤りです。

脳の活性化のために運動は有用です。

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03

正解は、2です。

1.アルツハイマー型認知症を含む認知症患者の総数自体が増加しています。そのため、不正解です。

2.さまざまなデータによると、アルツハイマー型認知症の有病率は女性の方が高いと言えます。正解です。

3.加齢に伴い脳の異常が生じ、認知症発症のリスクが高まります。そのため、不正解です。

4.高血圧、糖尿病などの生活習慣病は、認知症発症のリスクを高める可能性があります。そのため、不正解です。

5.適度な運動により脳の血流が増加すると、認知症予防の効果が認められます。そのため、不正解です。

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