介護福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
認知症の理解 問81
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問題
介護福祉士国家試験 第33回(令和2年度) 認知症の理解 問81 (訂正依頼・報告はこちら)
クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob disease)に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- 有病率は1万人に1人である。
- プリオン病である。
- 認知症(dementia)の症状は緩やかに進行する場合が多い。
- 致死率は低い。
- 不随意運動は伴わない。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.適切ではありません。
クロイツフェルト・ヤコブ病の有病率は、100万人に1人と、大変な稀な病気です。
2.適切です。
プリオン病とは、脳にプリオンと呼ばれる異常な蛋白が沈着することで起こる、脳の疾患です。
3.適切ではありません。
認知症の進行は、人によって速度や症状が異なります。
4.適切ではありません。
クロイツフェルト・ヤコブ病は、現在治療法がなく、最終的には死に至ると言われています。
5.適切ではありません。
クロイツフェルト・ヤコブ病の症状の1つに、自分の意思とは関係なく身体が動いてしまう、不随意運動があります。
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02
適切なものは2です。
クロイツフェルト・ヤコブ病は、孤発性プリオン病です。
プリオンとは、タンパク質からなる感染性因子のことで、
この感染性を有する異常型プリオンが脳に沈着した結果、
脳神経細胞の機能が障害される病気です。
他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。
有病率は100万人に1人の割合です。
3.誤りです。
認知症症状は急速に進行します。
4.誤りです。
クロイツフェルト・ヤコブ病は致死性の病気です。
5.誤りです。
不随意反応を伴います。
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03
正解は、2です。
1.有病率は100万人に1人です。そのため、不正解です。
2.脳に異常なプリオン蛋白が沈着、脳神経細胞の機能が障害されるプリオン病の一つです。正解です。
3.発病後数か月で認知症などの症状が現れ、急速に進行します。そのため、不正解です。
4.現在のところ治療法がなく対処療法のみです。最終的には死に至るとされています。そのため、不正解です。
5.突発的な不随意運動は主な症状の一つです。そのため、不正解です。
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