介護福祉士の過去問 第33回(令和2年度) 認知症の理解 問82
この過去問の解説 (3件)
1.適切ではありません。
レビー小体型認知症は、レビー小体といわれる異常な蛋白が脳内に広がることで発症します。
2.適切ではありません。
レビー小体型認知症の初期症状には抑うつ、運動障害、身体障害など様々なものがあります。
3.適切ではありません。
レビー小体型認知症の症状にけいれんはありません。
4.適切ではありません。
レビー小体型認知症の症状に人格変化はありません。
5.適切です。
レビー小体型認知症では、嚥下障害がみられることがあります。さらに運動障害による寝たきりや、認知機能の低下により、誤嚥のリスクが高まります。
正解は、5です。
1.脳梗塞が原因の認知症は、脳血管性認知症です。そのため、不正解です。
2.レビ―小体型認知症の初発症状に、記憶障害はあまり見られません。そのため、不正解です。
3.けいれんはあまり見られません。それよりもパーキンソン症状(手足のふるえ、筋肉のこわばりなど)が見られます。そのため、不正解です。
4.人格変化はあまり見られません。そのため、不正解です。
5.パーキンソン症状により、姿勢をキープしたり、食べ物をのどに送り込んだりするのが難しくなります。そのため誤嚥を起こしやすくなり、誤嚥性肺炎につながるリスクが高くなります。正解です。
適切なものは5です。
パーキソニズムとよばれるパーキンソン病に似た症状が
出てきた場合に嚥下がうまくいかず、
誤嚥性肺炎の併発リスクが高くなります。
他選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。
レビー小体というタンパク質が凝集した構造物が
脳に蓄積することが原因といわれています。
2.誤りです。
認知障害、幻視がみられます。
3.誤りです。
けいれんではなく振戦がみられます。
4.誤りです。
認知障害、幻視はみられますが、人格変化とは違います。
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