介護福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
障害の理解 問88
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問題
介護福祉士国家試験 第33回(令和2年度) 障害の理解 問88 (訂正依頼・報告はこちら)
リハビリテーションに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- 語源は、「再び適したものにすること」である。
- ニィリエ(Nirje, B.)によって定義された。
- 医療の領域に限定されている。
- 自立生活運動とは関係がない。
- 機能回復訓練は社会的リハビリテーションである。
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この過去問の解説 (3件)
01
1、適切です。
リハビリテーション(rehabilitation)の語源は、ラテン語でreは「再び」、habilisは「人間らしい」、「できる」という語で、「 再び適したものにすること」という意味です。
2、適切ではありません。
ニィリエはノーマライゼーションを提唱した人物です。
3、適切ではありません。
リハビリテーションには、医学的リハビリテーション以外にも、職業的リハビリテーション、社会的リハビリテーション、教育的リハビリテーションがあります。
4、適切ではありません。
1960年代にアメリカの身体障害者が「障害者にもみんなと同じ権利を」と起こした運動であり、「障害があってもその人らしく生きることの出来るように」というリハビリーテーションの考えの元となっています。
5、適切ではありません。
機能回復訓練は医師の指示に基づき理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等の専門職により行われるものであり、医学的リハビリテーションに含まれます。
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02
適切なものは1です。
文のとおりです。
他の選択肢については以下のとおりです。
2.誤りです。
ニィリエはノーマライゼーションの育ての親といわれる人で、
障害者であっても、住居や教育、労働環境、余暇の過ごし方など、
日常生活の条件をできる限り、障害のない人と同じように
過ごすことを目的とし、ノーマライゼーションの8原則を唱えた人です。
3.誤りです。
リハビリテーションは大きく分けて
医療と福祉の双方にあります。
福祉の中には社会的なものも含まれます。
医療に限定されたものではありません。
4.誤りです。
リハビリテーションは機能回復だけでなく、
日常生活動作に対するものもあります。
それは自立生活に関連のあるものです。
よって誤りです。
5.誤りです。
機能回復訓練は医学的リハビリテーションです。
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03
正解は、1です。
1.リハビリテーションの語源は「再び適したものにすること」なので、正解です。
2.ニィリエは、ノーマライゼーションの8原理を提唱した人物です。そのため、不正解です。
3.リハビリテーションの定義には複数ありますが、どれも医療に限定しておらず、社会的、教育的、職業的リハビリテーションなどを重要な領域として取り上げています。そのため、不正解です。
4.自立生活運動は、リハビリテーションと深い関係があります。そのため、不正解です。
5.機能回復訓練は医学的リハビリテーションです。そのため、不正解です。
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