介護福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
こころとからだのしくみ 問102
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問題
介護福祉士国家試験 第33回(令和2年度) こころとからだのしくみ 問102 (訂正依頼・報告はこちら)
Fさん(80歳、女性)は、普段の食事は自立している。日常生活では眼鏡がないと不自由である。ある日、いつもより食事に時間がかかっていた。介護福祉職が確認したところ、Fさんは、「眼鏡が壊れて使えなくなってしまった」と答えた。
食事をとるプロセスで、Fさんが最も影響を受ける段階として、正しいものを1つ選びなさい。
食事をとるプロセスで、Fさんが最も影響を受ける段階として、正しいものを1つ選びなさい。
- 先行期
- 準備期
- 口腔期
- 咽頭期
- 食道期
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この過去問の解説 (3件)
01
1、適切です。
先行期は、食べ物を目で見て認識する時期です。その為、眼鏡がないと食べ物を認識することが困難になります。
2、適切ではありません。
準備期とは、食べ物を取り込み、唾液と混ぜながら咀嚼をしたり、舌で押しつぶしたりする時期です。
3、適切ではありません。
口腔期とは、咀嚼した食べ物を舌で食塊にし、咽頭へ送り込む時期です。
4、適切ではありません。
咽頭期とは、ごっくんと嚥下を行う時期です。
5、適切ではありません。
食道期とは、食べ物を食道から胃へ送り込む時期です。
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02
正解は1番です。
設問から、Fさんは、眼鏡が無いと日常生活が不便になるということが分かります。
食事に関しては自立しています。今回、Fさんが食事に時間がかかった原因は、眼鏡が壊れた事により、視覚で認識できなかったためです。
(正解)1 先行期→正解になります。Fさんは、眼鏡が壊れたことによって食べ物を認識することが難しくなっています。なので影響を受けるのは、最初に食べ物を食べようと目で認識する先行期になります。
2 準備期→準備期は、食べ物を口に入れて食べる段階になります。Fさんの眼鏡が壊れたことによって食べ物を認識することが難しくなっているという理由とは関係が無いので、該当しません。
3 口腔期→口腔期は口の中で食べ物を食塊にしてそれを咽頭に飲み込む段階になります。Fさんの眼鏡が壊れたことによって食べ物を認識することが難しくなっているという理由とは関係が無いので、該当しません。
4 咽頭期→咽頭期は、食塊を食道に送られる段階になります。Fさんの眼鏡が壊れたことによって食べ物を認識することが難しくなっているという理由とは関係が無いので、該当しません。
5 食道期→食道期は、食塊が胃に送られる段階になります。Fさんの眼鏡が壊れたことによって食べ物を認識することが難しくなっているという理由とは関係が無いので、該当しません。
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03
正しいものは1です。
先行期とは目で見て食べ物を確認する時期です。
Fさんは「食事が自立しており、
普段眼鏡をかけているがそれが壊れてしまっている」
ということから目で見ることに困難だったため、
1となります。
他の選択肢については以下のとおりです。
2.誤りです。
準備期とは食べ物を口から入れ、咀嚼する段階です。
3.誤りです。
口腔期とは舌や頬を使い、
食べ物を口の奥からのどへ送る段階です。
4.誤りです。
咽頭期とは脳にある嚥下中枢からの指令で、
食べ物を食道へ送る段階です。
5.誤りです。
食道期とは食べ物を胃へ送り込む段階です。
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