介護福祉士の過去問
第34回(令和3年度)
介護の基本 問22
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問題
介護福祉士国家試験 第34回(令和3年度) 介護の基本 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
介護保険制度のサービス担当者会議に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 会議の招集は介護支援専門員(ケアマネジャー)の職務である。
- 利用者の自宅で開催することが義務づけられている。
- 月1回以上の頻度で開催することが義務づけられている。
- サービス提供者の実践力の向上を目的とする。
- 利用者の氏名は匿名化される。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
サービス担当者会議の開催は、
介護支援専門員(ケアマネージャー)が主催し、
行われるため1が適切です。
2→自宅や介護支援事業所で開催されることが多いですが、
利用者の入院先の病院等でも行われることがあります。
また、市町村によっては開催場所を自宅に指定していることがありますが、
全ての市町村で指定されているものではない為、間違いです。
3→開催頻度は月1回の義務ではなく、
・ケアプランの新規作成時や内容変更時
・介護保険証更新認定、区分変更の認定を受けた時
・ケアプランの短期目標期間が終了した時
・新規申請中、更新申請中、区分変更申請中など介護保険証未確定で暫定支援を利用する時
このような際にケアプランを作成し、
説明、話し合いをすることが義務付けられています。
4→サービス担当者会議は、ケアプランが適切なのかを確認するための会議です。
そのため4は不適切です。
5→サービス担当者会議は、利用者が安心してサービスを受けるためのものです。
利用者、家族、担当者等で行われている為匿名ではなく実名で行われます。
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02
正答1
サービス担当者会議とは、ケアマネジャーが作成したケアプランの内容を各サービスの担当者が集まって検討しあう会議のことです。
1. 正答。サービス担当者会議は、ケアプランを作成したケアマネジャーが中心となり進めていきます。会議の招集はケアマネジャーの職務です。
2. 誤り。サービス担当者会議の開催場所に規定はありません。利用者の自宅のほか、利用者の主治医の診療所や通所施設の相談スペースなどで開催されることもあります。
3. 誤り。サービス担当者会議は必要に応じての開催となります。一般的には、新規サービス利用時、問題発生時、介護認定の更新時などに必要となります。
4. 誤り。サービス担当者会議の目的は、ケアプラン内容の意図・イメージの共有、ケアプランから想定されるリスク・課題を解決するための意見交換です。
5. 誤り。サービス担当者会議は、利用者利用するサービスの担当者が参加するものであり、匿名化する必要はありません。
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03
サービス担当者会議とは、ケアマネジメントの過程においてケアプランの原案を検討したり、内容の修正を行ったりする会議です。このサービス担当者会議の機能や役割が理解できているかが問われています。
正答です。ケアプラン作成者である介護支援専門員(ケアマネジャー)が招集し、利用者本人や家族・全てのサービス提供事業者が参加することが求められています。
誤答です。『原則は自宅で』と指定している市町村もあるようですが、そのような義務はありません。利用者の状況に応じて、自宅や居宅介護支援事業所、入院先の病院などさまざまな場所で行われます。
誤答です。サービス担当者会議は、ケアプランの作成・変更時、要介護認定の更新・区分変更時、また、継続して福祉用具を利用する場合に開催が義務づけられています。
誤答です。サービス担当者会議の目的は、利用者や家族の意向の確認・情報共有・サービス提供内容が適切であるかの確認など、利用者により良いサービスを提供するために行われます。
誤答です。そのような決まりはありません。ただし、サービス担当者会議ではさまざまな個人情報を扱うため、介護福祉士に求められる義務である『秘密保持』の姿勢を忘れてはいけません。
ケアマネジメントの一連の過程やその内容も含めて覚えておくとよいでしょう。
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