介護福祉士の過去問
第34回(令和3年度)
生活支援技術 問50

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問題

介護福祉士国家試験 第34回(令和3年度) 生活支援技術 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

入浴関連用具の使用方法に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • シャワー用車いすは、段差に注意して移動する。
  • 入浴の移乗台は、浴槽よりも高く設定する。
  • 浴槽設置式リフトは、臥位(がい)の状態で使用する。
  • 入浴用介助ベルトは、利用者の胸部に装着する。
  • ストレッチャーで機械浴槽に入るときは、ストレッチャーのベルトを外す。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

シャワー用車いすでの移動は、

段差に引っ掛かる衝撃でバランスを崩したり

不安感を与える可能性が高いため段差に注意して移動する必要があります。

2→移乗台は、浴槽と同じ高さにして段差をなくすことで

利用者が座ったまま浴槽に出入りすることが出来るようになります。

また、浴槽より高くすることで出入りの際に転倒の原因となるため

選択肢2は不適切です。

3→浴槽設置式リフトは座位の状態で使用します。

4→入浴用介助ベルトは、利用者の腰に沿うように装着します。

5→ストレッチャーで機械浴槽に入るときは、

安全のため必ずベルトを着用した状態で入ります。

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02

入浴介助の場面では、安全に入浴するために、利用者の身体状況に合わせたさまざまな入浴関連用具を使用します。この問題では、入浴関連用具の適切な使用方法を理解できているかが問われています。

選択肢1. シャワー用車いすは、段差に注意して移動する。

正答です。シャワー用車いすのタイヤは小回りが利くよう、通常の車椅子のタイヤより小さく、段差が超えづらいので注意が必要です。

選択肢2. 入浴の移乗台は、浴槽よりも高く設定する。

誤答です。移乗台は浴槽のふちなどに設置し、そこに座ることで、浴槽の出入りを安全に行うためのものです。なので、高さは浴槽と同じ高さにする必要があります。

選択肢3. 浴槽設置式リフトは、臥位(がい)の状態で使用する。

誤答です。浴槽設置式リフトは、立ち上がりや浴槽への出入りが困難であるものの、座位保持は可能である利用者に適しています。臥位の状態では使用しません。

選択肢4. 入浴用介助ベルトは、利用者の胸部に装着する。

誤答です。入浴用介助ベルトは、利用者の腰部に装着します。入浴時に立ち上がりの介助を行う際は、からだが濡れているので手が滑ってしまう可能性があります。それを防ぐために使用します。

選択肢5. ストレッチャーで機械浴槽に入るときは、ストレッチャーのベルトを外す。

誤答です。機械浴槽に入る時は、ストレッチャーのベルトはしっかり装着します。ベルトを外すと浮力でからだが浮いてきてしまい危険です。

まとめ

その他の入浴関連用具(浴槽用手すり・滑り止めマット・バスボードなど)の適切な使用方法も覚えておくとよいでしょう。

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03

正答1

1. 正答。シャワー用車いすは通常の車椅子に比べ、車輪が小さい構造になっています。段差の乗り越えには注意が必要です。

2. 誤り。入浴の移乗台は、浴槽と平行に設置して使用します。

3. 誤り。浴槽設置式リフトは、浴槽をまたぐ動作を介助するために使用します。そのため、座位での使用となります。

4. 誤り。入浴用介助ベルトは、利用者の腰部に装着して使用します。

5. 誤り。ストレッチャーで機械浴に入る際は、転落を防ぐためベルトを装着して使用します。

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