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介護福祉士の過去問 第34回(令和3年度) 生活支援技術 問59

問題

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介護老人福祉施設における終末期の利用者の家族支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
緊急連絡先を1つにすることを提案する。
   2 .
面会を控えるように伝える。
   3 .
死に至る過程で生じる身体的変化を説明する。
   4 .
死後の衣服は浴衣がよいと提案する。
   5 .
亡くなる瞬間に立ち会うことが一番重要だと伝える。
( 介護福祉士国家試験 第34回(令和3年度) 生活支援技術 問59 )
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この過去問の解説 (3件)

20

正解:3

1:×

→いかに緊急連絡に設定されているとはいえ、相手の状況や都合によっていつでも電話を取れるとは限りません。このため複数名に緊急連絡先への登録先を依頼し、優先順位を決めておくとスムーズです。

2:×

→死期が近づいた場合は家族の希望を確認し、面会を希望する場合は叶えられるように調整しましょう。心許せる人たちに囲まれて残された時間を過ごすことは本人にとって安らぎの時間になると同時に、家族にとっても死と向き合い気持ちを整理することにもなります。

3:〇

→看取り期に入ると、本人の状態は刻々と変化します。本人は勿論、対応する家族も不安に感じることが増えるでしょう。これから起こりうる身体面での変化を事前に説明することは、死と向き合い受容するためにも最も重要な点です。

4:×

→かつては死後のエンゼルケアで浴衣を着せることが多かったのですが、近頃は本人が日頃から慣れ親しんでいた衣服や本人を象徴するような服を身に着けさせることが増えています。本人が信仰していた宗教や住んでいた地方の文化によっても異なる場合があるので、事前に確認しておきましょう。

5:×

→家族には家族なりの事情があるため、家族が希望しない限り死の瞬間に立ち会うことを強制するべきではありません。大切なのは死を受け入れ、迎えるまでの時間をどう有意義に過ごすかということです。

付箋メモを残すことが出来ます。
8

正解は 3 です。

1.× 緊急時は主介護者であるキーパーソンに連絡をすることなりますが、諸事情によりつながらない場合もあります。そのような事態に備え緊急連絡先は複数確認し、優先順位を決めておくのがよいでしょう。

2.× 最期の時を穏やかに過ごすために家族の面会は大切です。終末期の過ごし方については本人・家族の意向をよく確認し、積極的な面会の希望があればかなえられるようにするのがよいでしょう。

3.○ 終末期の利用者を持つ家族は悲しみや喪失感を感じているでしょう。死を受容していくために、これから起こる身体的変化を説明することは、これらの選択肢の中で最も適切であるといえます。

4.× エンゼルケアでは浴衣を着せるのが通例ですが、近年では思い出がある衣服やお気に入りの衣服を着せることもマナー違反ではないようです。また、生まれ育った国の文化や信仰している宗教なども関連してくる場合があるので、死後にどのような衣類を着せたいかについてはよく確認しておくのがよいでしょう。

5.× 諸事情により亡くなる瞬間に立ち会えないこともあるでしょう。一番重要なのは利用者が最期まで尊厳ある生活を過ごし、穏やかに死を迎えられるように家族も含めた支援を行うことです。

1

この設問で重要なポイントは、利用者の家族支援に関して、最期の時に最も重要なものを選択することです。

選択肢1. 緊急連絡先を1つにすることを提案する。

1:×

緊急連絡先が、必ずしもどんな時もつながるとは限りません。

相手側の事情もありますので、有事のときに必ず連絡がつくように、

複数の連絡先を把握して、優先順位をつけておくことを提案するとよいでしょう。

選択肢2. 面会を控えるように伝える。

2:×

最期の時を迎えるにあたり、可能な範囲で面会をすることは、

ターミナルケアとして利用者と家族にとって有意義であれば、実施するべきです。

事前に利用者と家族双方の意向をきいておくとよいでしょう。

選択肢3. 死に至る過程で生じる身体的変化を説明する。

3:〇

週末期には身体の状態が、時々刻々と変化していきます。

これから訪れる死を家族が受けいれるために、利用者の身体的変化を説明することは、

大切と考えます

選択肢4. 死後の衣服は浴衣がよいと提案する。

4:×

エンゼルケアでは、浴衣(病衣)を着るケースが多いですが、

利用者や家族の意向で、生前に着ていた衣服を着ることもあります。

また、国籍や地域、信仰によって死後の衣服に対する考え方は多様です。

そのため、浴衣が良いとするのは正解とはいえません。

選択肢5. 亡くなる瞬間に立ち会うことが一番重要だと伝える。

5:×

亡くなる瞬間の立ち会いは、家族や利用者の意向に沿うことが大切です。

そのため、立ち会いを希望していない家族に強要することはできません。

大切なのは、利用者が尊厳をもって旅立つことができるように、

残された家族をサポートすることです。

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