介護福祉士の過去問 第34回(令和3年度) 介護過程 問63
この過去問の解説 (3件)
正解:5
1:×
→介護過程における生活課題とは、対象者の望む生活を実現するために解決すべきことです。支援者が効率的に支援を行うために解決すべきことではありません。
2:×
→介護過程は利用者自身の目線に立って展開されます。そのため、介護過程における生活課題は利用者自身が望む生活を実現するために必要なことになります。介護過程の主人公は利用者の家族ではなく、利用者自身です。
3:×
→介護過程における生活課題は、専門職によって利用者自身が実践困難なことが導き出されるものです。介護者は、利用者自身が実践困難な課題を支援することによって解決に導きます。
4:×
→介護過程における生活課題の抽出は、思いつきで行われるものではありません。情報収集によって得られた情報を元に利用者本位の視点によって分析し、導き出されたものが生活課題です。
5:〇
→設問の通りです。
正解は 5 です。
1.× 生活課題とは「効率的な支援を提供するため」ではなく、その人が尊厳を持って生きがいのある生活を送れるような支援を提供するために解決するべきことです。
2.× 生活課題は「利用者が望むよりよい生活を実現する」ために解決するべきことです。「家族が望む生活を送る」ためのものではありません。
3.× 生活課題は利用者が自立した生活を送るための課題です。「利用者本人」が実践困難なことが生活課題として抽出されます。利用者に関わる「介護福祉職」が実践困難なことを生活課題とすることはありません。
4.× 生活課題は顕在的課題・顕在的課題の要因・潜在的課題を含め、収集した情報を根拠に明確化します。「思いつき」で生活課題を抽出してはいけません。
顕在的課題…現在明らかになっている課題
潜在的課題…現在は明らかになっていないが、顕在的課題から起こりうる二次的な課題
5.○ 設問の通りです。
この設問は、介護過程における生活課題の内容を問うています。
整理しておぼえておくとよいでしょう。
答:×
生活課題は、アセスメントを通して利用者の生活における解決するべき課題
を抽出したものです。
答:×
利用者が自分の望む生活を送るために解決するべきことです。
答:×
生活課題は、利用者本人が自分の希望する生活を送れるために、
解決するべき問題のことであり、介護福祉職が実践困難な課題のことはありません。
答:×
思いついたことではなく、利用者の情報収集を行った上で
計画を立案し、計画に基づいたケアの実施と評価を行います。
答:〇
問題文の通りです。
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