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介護福祉士の過去問 第34回(令和3年度) 発達と老化の理解 問69

問題

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愛着行動に関する次の記述のうち、ストレンジ・シチュエーション法における安定型の愛着行動として、適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
養育者がいないと不安な様子になり、再会すると安心して再び遊び始める。
   2 .
養育者がいないと不安な様子になり、再会すると接近して怒りを示す。
   3 .
養育者がいないと不安な様子になり、再会すると関心を示さずに遊んでいる。
   4 .
養育者がいなくても不安な様子にならず、再会すると関心を示さずに遊んでいる。
   5 .
養育者がいなくても不安な様子にならず、再会すると喜んで遊び続ける。
( 介護福祉士国家試験 第34回(令和3年度) 発達と老化の理解 問69 )
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この過去問の解説 (3件)

27

正解は 1 です。

ストレンジ・シチュエーション法とは、母親と赤ちゃん(満1歳児)の愛着を測定する実験方法です。発達心理学者のメアリー・エインスワースらによって提唱されました。母子の分離、他者の導入、母子の再会などの過程を経て、赤ちゃんにどのような反応が見られるかを4つのタイプに分類します。

回避型…母親が安全基地として機能していません。分離時の赤ちゃんの混乱がほとんどなく、母親との再会時も無関心です。母親の特徴として、赤ちゃんへの働きかけが拒否的で、笑いかける・身体的接触などの行為が少ないなどが挙げられます。

安定型…母親が安全基地として機能しています。分離時に赤ちゃんは多少混乱しても、再会時には積極的に母親を求め、混乱もすぐに収まります。母親は赤ちゃんの要求や変化に敏感で、無理な働きかけもなく、遊びや身体的接触を楽しんでいるのが特徴です。

葛藤型/アンビバレント型…母親は安全基地としてあまり機能していません。分離時に強い混乱を示し、母親との再会時に身体的接触を求める一方で、怒りや攻撃性を示します。赤ちゃんへの働きかけが母親の気分や都合によるもので、一貫性を欠いていたり、タイミングがずれたりしています。

無秩序型…赤ちゃんの母親に対する態度に一貫性がなく、急に怒ったり泣いたり不可解な行動が見られるタイプです。抑うつ傾向の強い母親の養育や虐待・心的外傷が背景にあることが推測されています。初期の実験にはなく、後に見いだされたタイプです。

1.○ 安定型の赤ちゃんの様子の説明です。

2.× 葛藤型/アンビバレント型の赤ちゃんの様子の説明です。

3.× 回避型・安定型・葛藤型/アンビバレント型のどれにも分類されない無秩序型の赤ちゃんの様子であると考えられます。

4.× 回避型の赤ちゃんの様子の説明です。

5.× 回避型・安定型・葛藤型/アンビバレント型のどれにも分類されない無秩序型の赤ちゃんの様子であると考えられます。

付箋メモを残すことが出来ます。
10

正解:1

1:〇

ストレンジ・シチュエーション法における安定型の様態です。

2:×

→ストレンジ・シチュエーション法における葛藤型/アンビバレント型の様態です。

3:×

→ストレンジ・シチュエーション法におけるどの型にも当てはまらない無秩序型の様態です。日頃から母親の養育が正常に行われていない状況を示唆しています。

4:×

→ストレンジ・シチュエーション法における回避型の様態です。

5:×

→ストレンジ・シチュエーション法におけるどの型にも当てはまらない無秩序型の様態です。

8

ストレンジ・シチュエーション法(SSP)とは、乳幼児の愛着を測る手続きのことです。

開発者は、心理学者のメアリー・エインズワースです。

手続きでは、

1.まず、養育者と乳幼児が同じ部屋にはいります。

2.そこに「知らない人」がはいってきます。

3.その後、養育者が退室し、乳幼児と「知らない人」が二人きりになります。

4.しばらくして、養育者が戻ってきます。

その時の乳幼児の反応をタイプ分類します。

タイプは、安定型、回避型、アンビバレント型、無秩序・無方向型に分かれます。

それでは、選択肢ごとに見ていきましょう。

選択肢1. 養育者がいないと不安な様子になり、再会すると安心して再び遊び始める。

答:〇

養育者との分離不安があり、再会すると安心し、養育者を基点として歩くなどの行動がみられるのは安定型に分類されます。回答として適切です。

選択肢2. 養育者がいないと不安な様子になり、再会すると接近して怒りを示す。

答:×

養育者との分離で不安になり、再会すると、抱きつくなど接近して怒るのは、アンビバレント型です。安定型ではありません。

選択肢3. 養育者がいないと不安な様子になり、再会すると関心を示さずに遊んでいる。

答:×

養育者がいないと不安になり、再会しても関心を示さないのは無秩序・無方向型と考えられます。安定型ではありません。

選択肢4. 養育者がいなくても不安な様子にならず、再会すると関心を示さずに遊んでいる。

答:×

養育者から分離しても不安にならず、再会しても関心を示さないのは、回避型に分類されます。

安定型ではありません。

選択肢5. 養育者がいなくても不安な様子にならず、再会すると喜んで遊び続ける。

答:×

養育者から分離しても不安にならず、再会すると喜んで遊び続けるのは、無秩序・無方向型です。安定型ではありません。

まとめ

安定型、回避型、アンビバレント型の特徴を整理しておきましょう。

どれにもあてはまらないのが、無秩序・無方向型と考えられます。

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