介護福祉士の過去問
第34回(令和3年度)
発達と老化の理解 問71
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問題
介護福祉士国家試験 第34回(令和3年度) 発達と老化の理解 問71 (訂正依頼・報告はこちら)
2019年(平成31年、令和元年)における、我が国の寿命と死因に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 健康寿命は、平均寿命よりも長い。
- 人口全体の死因順位では、老衰が悪性新生物より上位である。
- 人口全体の死因で最も多いのは、脳血管障害(cerebrovascular disorder)である。
- 平均寿命は、男女とも75歳未満である。
- 90歳女性の平均余命は、5年以上である。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解:5
1:×
→健康寿命とは、健康上の問題がなく日常生活に支障がない状態で過ごすことができる期間の事を言います。平均寿命は死亡までの年齢の平均値の事を差しているので、選択肢は誤りです。
2:×
→人口全体の死亡原因の割合は、高い順に悪性新生物・心疾患・老衰となっています。
3:×
→上記参照。
4:×
→厚生労働省の「簡易生命表(令和2年)」によると、2020年の日本人の平均寿命は男性が81.64歳、女性が87.74歳となっています。
5:〇
→平均余命とは、その年齢からあと何年生存するかという期待値のことを言います。2020年における90歳女性の平均余命は、5.92歳となっています。
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02
正解は 5 です。
1.× 健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことで、2000年にWHO(世界保健機構)が提唱しました。平均寿命とは「何歳まで生きるかの平均的な年数。0歳時点の平均余命のこと」です。よって、健康寿命が平均寿命より長いということはありません。
2.× 2019年の死因順位は第1位が悪性新生物〈腫瘍〉、第2位が心疾患(高血圧性を除く)、第3位が老衰、第4位が脳血管性疾患です。悪性新生物〈腫瘍〉の割合は27.3%で、昭和56年以降死因第1位が続いています。
3.× 2の解説参照。2019年の死因順位は第4位以下は肺炎、誤嚥性肺炎、不慮の事故、腎不全、血管性及び詳細不明の認知症、アルツハイマー病と続きます。
4.× 2019年の平均寿命は、男性81.41歳、女性87.45歳です。
5.○ 平均余命とは「ある年齢の人が、その後何年間生きることができるかという期待値」のことです。2019年の90歳女性の平均余命は5.71歳です。
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03
寿命と死因に関する問題です。
以下を整理しておぼえておくとよいでしょう。
平均寿命とは、その年に生まれた人(0歳)の平均余命のことです。
2019年の平均寿命は、男性81.41歳、女性87.45歳です。
健康寿命とは、WHOが提唱した新しい指標です。
平均寿命から寝たきりや認知症など介護を必要とする期間を差し引いた期間のことです。
2019年の死因は、以下の通りです。
第1位:悪性新生物
第2位:心疾患
第3位:老衰
第4位:脳血管疾患
第5位:肺炎
答:×
健康寿命は、平均寿命から介護状態の期間を引いた期間のことをいいます。
ですから、不適切です。
答:×
死因の第1位は、悪性新生物です。
老衰は第3位ですから、不適切です。
答:×
死因の第1位は悪性新生物です。
選択肢は不適切です。
答:×
2019年の平均寿命は、男性81.41歳、女性87.45歳です。
選択肢は、不適切です。
答:〇
2019年の90歳女性の平均余命は、5.71年、90歳男性は4.41年です。
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