介護福祉士の過去問
第34回(令和3年度)
発達と老化の理解 問73
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問題
介護福祉士国家試験 第34回(令和3年度) 発達と老化の理解 問73 (訂正依頼・報告はこちら)
記憶に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- エピソード記憶は、短期記憶に分類される。
- 意味記憶は、言葉の意味などに関する記憶である。
- 手続き記憶は、過去の出来事に関する記憶である。
- エピソード記憶は、老化に影響されにくい。
- 意味記憶は、老化に影響されやすい。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解:2
1:×
→エピソード記憶とは、時間・場所・出来事を組み合わさった記憶のことを言います。エピソード記憶は長期記憶に分類されます。
2:〇
→意味記憶とは、言葉の意味等に関する記憶です。例えば、「介護福祉士とは、介護職の国家資格である」「訪問介護とは、要介護者等の自宅に訪問して必要な支援を提供することである」などです。
3:×
→手続き記憶とは、例えば車の運転操作など、経験や練習を重ねたことによって身に付けた動作技能に関する記憶の事をいいます。
4:×
→エピソード記憶は、老化の影響で曖昧になったり忘れてしまったりします。
5:×
→意味記憶は結晶性知能に分類され、加齢に伴う記憶力低下の影響が少ないと言われています。
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02
正解は 2 です。
記憶はその保持時間の順に感覚記憶(1~2秒)→短期記憶(15~20秒)→長期記憶(数分~数十年)と分けられます。
1.× エピソード記憶とは「その時の感情や時間・場所を伴う、個人が経験した出来事に関する記憶」のことで、長期記憶に含まれます。例)昨日学食でカレーを食べた。先月コンサートに行って楽しかった。など
2.○ 設問の通り。例)日本で一番高い山は富士山。ICFとは国際生活機能分類のこと。など
3.× 手続き記憶とは「経験の繰り返しによって得られる運動技能に関する記憶」のことで、長期記憶に含まれます。例)楽器の演奏、自転車の操縦など
4.× エピソード記録は老化による影響を顕著に受けます。
5.× 意味記憶と手続き記憶は老化による影響は受けにくいとされています。
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03
記憶に関する問題です。
分類し、覚えておくといいでしょう。
時間による分類では、
即時記憶(感覚記憶)、近時記憶(短期記憶)、遠隔記憶(長期記憶)に分類されます。
内容による分類では、
陳述記憶と非陳述記憶に分類され、
さらに、陳述記憶は、エピソード記憶と意味記憶に分類されます。
答:×
エピソード記憶は、陳述記憶の一つで、その人が経験した出来事に関する記憶のことです。
長期記憶(遠隔記憶)に分類されます。
選択肢は、不適切です。
答:〇
意味記憶は、陳述記憶の一つで、言葉の意味や概念などのことです。
選択肢は、適切です。
答:×
手続き記憶は、非陳述記憶の一つで、技能や習慣などのことです。
過去の出来事に関する記憶は、エピソード記憶です。
よって、選択肢は不適切です。
答:×
エピソード記憶は、老化に影響されやすい記憶です。
選択肢は、不適切です。
答:×
意味記憶は、老化の影響を受けにくいとされています。
よって、選択肢は不適切です。
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