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介護福祉士の過去問 第34回(令和3年度) 発達と老化の理解 問74

問題

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老化に伴う感覚機能や認知機能の変化に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
大きな声で話しかけられても、かえって聞こえにくいことがある。
   2 .
会話をしながら運転するほうが、安全に運転できるようになる。
   3 .
白と黄色よりも、白と赤の区別がつきにくくなる。
   4 .
低い声よりも、高い声のほうが聞き取りやすくなる。
   5 .
薄暗い部屋のほうが、細かい作業をしやすくなる。
( 介護福祉士国家試験 第34回(令和3年度) 発達と老化の理解 問74 )
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この過去問の解説 (3件)

20

正解:1

1:〇

→加齢によって聴力が老化すると、極端に大きな音量は耳の中で強く響いたり音が割れて聞こえたりして聞こえづらさを感じることがあります。単純に大きな声で話すのではなく、ゆっくり・ハッキリ・上ずらないように落ち着いた声のトーンで話しかけるようにすると聞き取りやすくなります。

2:×

→老化に伴い、脳の同時処理能力は徐々に低下していきます。運転中に会話するとそちらに意識が向いてしまい、不注意運転となってしまう危険があります。高齢者が運転している時は集中できるように、気を配りましょう。

3:×

→白と赤、黒と黄のような明暗さが顕著な色を見分ける能力は維持されますが、高齢になると白と黄、青と水色などの同系色の見分けがつきにくくなります。

4:×

→加齢により耳が聞こえにくくなると、高い音(周波数の高い音)から聞き取りにくくなります。「モスキート音は若者にしか聞こえない」とする理由がこれです。耳が遠いと感じる方に対しては、単純に大きな声で話すのではなく、ゆっくり・ハッキリ・上ずらないように落ち着いた声のトーンで話しかけるようにすると聞き取りやすくなります。

5:×

→加齢に伴って水晶体が濁ったり、瞳孔の開閉機能が衰えて明順応・暗順応が低下したりすることで暗い所でものが見えにくくなります。

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12

正解は 1 です。

感覚機能や認知機能は、個人差はあるものの一般的には鈍化(にぶくなっていくこと)していきます。

1.○ 高齢者は一定の音量を超える大きな音は、若年層と同じかそれ以上に、より強く響いたり音が割れたりして、聞こえにくいと感じたりするようになります。

2.× 複数のことを同時に行う並行処理は年を重ねるごとに不得意になっていきます。また運転に必要な注意機能や状況判断などの認知機能も衰えていきます。

3.× 高齢者は白と黒、青と黄色など明度の差が大きいほど見分けやすくなります。逆に寒色系統や彩度・明度の低い色が見分けにくくなります。よってこれが正解となります。

4.× 高齢者は高音域から聞こえづらくなります。また、音の識別力(似た音を聞き分ける力)も低下します。

5.× 高齢者は老化による水晶体の褐色化やにごり、瞳孔の開きの鈍化から暗い所ではものが見えにくくなります。

7

老化に伴う感覚機能や認知機能の変化には、さまざまなものがあります。

難聴や視力低下など整理して覚えておくとよいでしょう。

選択肢1. 大きな声で話しかけられても、かえって聞こえにくいことがある。

答:〇

加齢性(老人性)難聴の特徴には、

高い音が聞こえにくい。

小さい音は聞こえにくく、大きい音はうるさく感じる。

ぼやけた、割れた、歪んだ音に聞こえる。

早口はわかりにくい。

があります。

そのため、選択肢は適切です。

選択肢2. 会話をしながら運転するほうが、安全に運転できるようになる。

答:×

会話しながらの運転は、老化に関係なく注意がそれて事故の危険があります。

加えて、老化が進むと、脳の機能が低下し、注意力や同時処理をする能力も低下します。

そのため、高齢者の運転中は、できるだけ集中できるように環境を整える必要があります。

選択肢は不適切です。

選択肢3. 白と黄色よりも、白と赤の区別がつきにくくなる。

答:×

目の水晶体は老化がすすむと、透明から黄色、やがては褐色や茶色に変化していきます。

そのため、高齢者は寒色系(青や緑など)の見分けがつかなくなる傾向にあります。

一方、暖色系(赤や橙など)の色は見分けやすい傾向にあります。

白いものが黄色っぽくみえてしまうことがあり

黄色と白の区別がつきにくいのが特徴です。

そのため、選択肢は不適切です。

選択肢4. 低い声よりも、高い声のほうが聞き取りやすくなる。

答:×

加齢性(老人性)難聴は、高い音(声)が聞き取りにくいという特徴があります。

そのため、選択肢は不適切です。

選択肢5. 薄暗い部屋のほうが、細かい作業をしやすくなる。

答:×

高齢者は、

水晶体の褐色化

老人性縮瞳(暗いところで瞳孔が開きにくくなる)

水晶体の濁り

などにより、

薄暗いところでは目が見えにくくなります。

そのため、選択肢は不適切です。

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