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介護福祉士の過去問 第34回(令和3年度) 発達と老化の理解 問75

問題

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高齢者の睡眠に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
午前中の遅い時間まで眠ることが多い。
   2 .
刺激を与えても起きないような深い睡眠が多い。
   3 .
睡眠障害を自覚することは少ない。
   4 .
不眠の原因の1つはメラトニン(melatonin)の減少である。
   5 .
高齢者の睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome)の発生頻度は、若年者よりも低い。
( 介護福祉士国家試験 第34回(令和3年度) 発達と老化の理解 問75 )
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この過去問の解説 (3件)

25

正解:4

1:×

→高齢者になると起床時間が早くなります。加齢に伴って体内時計が変化し、若い者と比べて時計が前倒しになったような状態になります。

2:×

→高齢者になると、眠りが浅くなります。いわゆる「レム睡眠」の時間が多くなることが原因であり、睡眠障害の原因のひとつとなっています。

3:×

→高齢になると、睡眠障害を訴える人が増加します。疾病や障害・家族構成の変化などによる心理的ストレスや、活動量の低下や慢性疾患による体調不良が影響していると言われています。

4:〇

→選択肢の通りです。メラトニンは脳から分泌される睡眠ホルモンのひとつで、十分に分泌されることで体内時計を整えて眠りに誘う効果があります。太陽の光を浴びるとセロトニンが分泌されて覚醒する作用がありますが、その反動で夜になるとメラトニンが再分泌されます。このことから、睡眠障害の解消のためには適度に日光の光を浴びることが効果的とされています。

5:×

→睡眠時無呼吸症候群とは、いびきが更に悪化した状態で睡眠中に繰り返し呼吸が止まったり浅くなったりすることで体調に異常をきたす状態です。肥満体系の方や高齢者に発生頻度が高いことが分かっています。

付箋メモを残すことが出来ます。
16

正解は 4 です。

1.× 高齢者は起床時間が早くなります。これを早朝覚醒といいます。高齢者が早寝早起きになるのは体内時計の加齢変化によるものです。人は体内時計の働きで夜になると自然に眠くなりますが、老化の影響でこの体内時計が前倒しになることが原因です。

2.× 高齢者は眠りが浅くなります。体の力は抜けているのに、脳は覚醒している状態の浅い眠りである『レム睡眠』の時間が多くなります。

3.× 高齢者は睡眠障害を抱えていることが多いです。不眠の原因は高齢前期では、病気や家族関係・配偶者の死などが多く、高齢後期になると活動量の低下や慢性疾患による体の不調などが多くなります。

4.○ 問題の通りです。メラトニンとは、脳の松果体(しょうかたい)から分泌される睡眠ホルモンのことです。体内時計に作用して自然な眠りを誘います。高齢になるとこのメラトニンの分泌量が減少され不眠の原因となります。

5.× 睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に異常な呼吸を示す病態の総称で、睡眠中に繰り返し呼吸が停止したり、浅くなったりします。一般的には肥満体形の人によく現れます。若年者に比べ高齢者の発生頻度が高く、その約2割が体形に関係なく睡眠時無呼吸症候群になるといわれています。原因は喉の筋肉が衰え、気道をふさぎやすくなるからと考えられています。

4

高齢者の睡眠についての問題です。

睡眠障害の原因や、睡眠時無呼吸症候群について整理しておくとよいと考えます。

選択肢1. 午前中の遅い時間まで眠ることが多い。

答:×

高齢者は、体内時計の加齢変化によって早寝早起きになる傾向があります。

選択肢は不適切です。

選択肢2. 刺激を与えても起きないような深い睡眠が多い。

答:×

高齢者は、眠りの深い睡眠(ノンレム睡眠)が減り

睡眠が浅い睡眠(レム睡眠)が増え

尿意や少しの物音でも目が覚めてしまいます。

選択肢は不適切です。

選択肢3. 睡眠障害を自覚することは少ない。

答:×

高齢者は、睡眠障害にかかりやすくなります。

原因は、心理的ストレスや薬の副作用、疾患による不眠などさまざまです。

選択肢4. 不眠の原因の1つはメラトニン(melatonin)の減少である。

答:〇

高齢者の不眠の原因の一つは、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌量が低下することです。

選択肢は適切です。

選択肢5. 高齢者の睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome)の発生頻度は、若年者よりも低い。

答:×

高齢者の睡眠時無呼吸症候群の発生頻度は、若者より高く

舌の筋肉が低下してきた人や、顎の細い人などがなりやすいとされています。

選択肢は不適切です。

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