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介護福祉士の過去問 第34回(令和3年度) 認知症の理解 問83

問題

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Bさん(86歳、女性)は、中等度のアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimerʼs type)である。短期入所生活介護(ショートステイ)の利用を始めた日の翌朝、両手に便が付着した状態でベッドに座っていた。
Bさんへの声かけとして、適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
「臭いからきれいにします」
   2 .
「汚い便が手についています」
   3 .
「ここはトイレではありません」
   4 .
「手を洗いましょう」
   5 .
「こんなに汚れて困ります」
( 介護福祉士国家試験 第34回(令和3年度) 認知症の理解 問83 )
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この過去問の解説 (3件)

14

正解は 4 です。

行動・心理症状(BPSD)は環境の変化によってもたらされることがあります。

問題では『短期入所生活介護(ショートステイ)の利用を始めた翌日に両手に便が付着していた』とあります。『環境の変化によって便通が乱れ便失禁してしまったのかもしれない』『自宅とは勝手が違うので、トイレの場所や手を洗う場所が分からなかったのかもしれない』『手に便が付着していることを自覚しているか否か』など、手に便が付着してしまった背景やあらゆる可能性を考えた上で、自尊心を傷つけない声かけを行う必要があります。

1.× 『臭い』などの否定的な表現は避けましょう。

2.× 恥をかかせるような表現は避けましょう。

3.× 問題では『両手に便が付着した状態でベッドに座っていた』としか書かれておらず、ベッド周辺で排泄した事実は確認できません。

4.○ Bさんを傷つけることなく、これから何をしたらよいかを具体的に示しているこの選択肢が適切であると考えられます。

5.× 責めるような表現は適切ではありません。 

付箋メモを残すことが出来ます。
5

正解は4です。

否定したり、責めたりせず

Bさんの自尊心を傷つけないよう

次に行うべき行動を説明している選択肢4が適切です。

1、2、3、4→Bさんの失敗を否定したり責めるなど

自尊心を傷つけるような声掛けではなく

このような状況となった背景を考え、受け入れ

次にやるべき行動を端的に伝える事が大切です。

5

正解:4

1:×

→認知症の高齢者に対し、次にどのようなケアをするのかを説明することは大切です。しかし、「臭いから」と説明することは相手の自尊心を傷つけることになりますので、適切ではありません。

2:×

→上記同様、「手に臭い便が付いている」と指摘することは相手の自尊心を傷つけるため、適切ではありません。

3:×

→設問の状況は、ベッド上で便失禁してしまい、それを本人なりに片づけようとしたり自尊心から隠そうとしたりした結果です。選択肢のような説明は相手の自尊心を傷つけることになるため、適切ではありません。

4:〇

→相手の失敗や取繕いを指摘せず、なおかつ次に行うべきケアの内容を端的に説明しています。最も状況に適した声掛けと言えます。

5:×

→選択肢3と同様、選択肢のような説明は相手の自尊心を傷つけることになるため、適切ではありません。

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