介護福祉士の過去問
第34回(令和3年度)
障害の理解 問93
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問題
介護福祉士国家試験 第34回(令和3年度) 障害の理解 問93 (訂正依頼・報告はこちら)
障害者への理解を深めるために有効なアセスメントツールの1つであるエコマップが表すものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 家族との関係
- 社会との相関関係
- 認知機能
- 機能の自立度
- 日常生活動作
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この過去問の解説 (3件)
01
正解:2
1:×
→家族との関係や家系図を示すアセスメントツールは「ジェノグラム」と言います。
2:〇
→エコマップとは、社会との相関関係を表した図です。家族や近親者だけでなく、近隣住民や各種社会資源との関係性について記します。
3:×
→認知機能を端的に示す尺度のひとつに、「認知症老人の日常生活自立度」があります。
4:×
→身体機能の自立度を端的に示す尺度には、「バーセルインデックス」があります。
5:×
→日常生活動作に関する機能を端的に示す尺度には、「障害老人の日常生活自立度」があります。
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02
正解は2です。
エコマップとは、障害者を中心とした
家族、友人、近隣住民、医師や専門職などの相関関係を
ネットワークとして表現した地図のことです。
1→家族構成や家族との関係を図にしたものは
「ジェノグラム」と言います。
3→「認知症高齢者の日常生活自立度」にて
9段階に分けて認知機能と症状の状態を評価、判断します。
4→機能の自立度を評価するための尺度の1つに
「バーセルインデックス」があります。
10項目100点満点で評価され、点数が高いほど自立度が高いと言えます。
5→日常生活動作を評価するための尺度の1つに
「障害高齢者の日常生活自立度」があります。
要介護認定における判定の際の参考として利用されています。
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03
正解は 2 です。
1.× 家族関係を図式化したものをジェノグラムといいます。親・子・配偶者の有無や結婚・離婚・死別・同居などの情報をひとつの図として表したものです。
2.○ エコマップは生態地図とも呼ばれます。家族や友人・医師・関連機関など、本人と関わりのある社会資源との相関関係を被介護者を中心に表現したものです。
3.× 認知症の検査には改定長谷川式簡易知能評価スケールやMMSEが、認知機能の重症度の評価にはCDRやFASTが用いられます。
4.× 自立度を評価する判定基準としては、身体機能面の自立度の評価基準である『障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準』と、認知機能の自立度の判定基準である『認知症高齢者の日常生活自立度判定基準』があります。この二つは、要介護認定で要介護度を判定する際に重要な指標になっています。
5.× 日常生活動作のアセスメントツールとしては、バーセルインデックスがあります。食事・トイレ・入浴・移動などの10項目をそれぞれ、自立・一部介助・全介助の分類で100点満点で採点していきます。
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