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介護福祉士の過去問 第34回(令和3年度) 障害の理解 問96

問題

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Hさん(45歳、男性)は、脳梗塞(cerebral infarction)を発症して半年間入院した。退院してからは、障害者支援施設に入所して自立訓練を受けている。2か月ほど過ぎたが、右片麻痺(みぎかたまひ)と言語障害が残っている。妻のJさん(35歳)はパート勤務で、小学3年生の子どもがいて、将来が見えずに不安な気持ちである。
家族に対する介護福祉職の支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
家族の不安な気持ちに寄り添い、今の課題を一緒に整理し考えていく。
   2 .
Jさんの気持ちを最優先して方向性を決める。
   3 .
訓練の様子を伝えるために、頻繁にJさんに施設に来てもらう。
   4 .
家族が困っているので専門職主導で方向性を決める。
   5 .
レスパイトケアを勧める。
( 介護福祉士国家試験 第34回(令和3年度) 障害の理解 問96 )
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この過去問の解説 (3件)

17

正解は1です。

HさんとJさんには、小学生の子どもがいるため

今後の生活についての課題が出てくることが考えられ

将来についても不安感が大きいものと考えられます。

そのため、家族の不安な気持ちに寄り添い

課題解決に向けて、一緒に考えていくことが大切です。

2→家族に対しての支援も必要ですが、

当事者であるHさんの気持ちや意思を尊重し、

家族の支援についても考えることが大切です。

3→Hさんはまだ自立訓練を開始して2か月ほどしか経過していません。

現在不安な気持ちでいるJさんにとって

もしリハビリがうまくいってない場合、不安感を募らせる原因となるため

選択肢3は不適切です。

4→専門職主導で方向性を決めるのではなく、

Hさんや家族であるJさんの意向を尊重し

希望や改善に向けて支援を行うことが大切です。

5→「レスパイトケア」とは、

在宅で介護にあたる家族に対して

一時的にリフレッシュをする期間を

公的サービスや代理の機関で支援する制度です。

Hさんは障害者支援施設に入所し、支援を受けているため

レスパイトケアの対象になりません。

付箋メモを残すことが出来ます。
8

正解は 1 です。

1.○ 介護福祉職はその専門性を持って、共感的態度や言葉がけで家族の不安に寄り添うことが大切です。その中で課題を明確にすることが、Hさんの自立支援につながります。また、多職種連携の一員として最も身近な存在である介護福祉職に求められる役割でもあります。

2.× Hさんが、Hさんなりの自立を獲得し方向性を決める上で、家族であるJさんの障害受容も大切な要素の一つになります。Jさんの不安な気持ちを尊重するのも大切ですが、それだけでHさんの方向性を決めてはいけません。

3.× 小学生の子育てをしながらパート勤務で働いているJさんに、頻繁に施設に来るよう依頼することは、心理的負担を増加させる恐れもあります。しかし、二人の関係を維持するために訓練の様子を伝えることは大切ですので、他の手段を考えた方がよいでしょう。

4.× この場面で介護福祉職が求められていることは、家族が障害を受容し、双方が納得した上での方向性を決めていくための支援です。方向性そのものを決めることではありません。

5.× レスパイトケアとは、在宅で介護をしている家族が一時的に休息する時間を確保し、心身の疲れを回復させるようサービス利用を促すことです。Hさんは現在、障害者支援施設に入所しているため対象にはなりません。 

8

正解:1

1:〇

→HさんとJさんには小学3年生の子どもがおり、今後は収入の面でも生活上の課題がでてくることが想定されます。家族の不安な気持ちに寄り添い、課題を一緒に整理しながら今後の事を考えていくことが大切です。

2:×

→このケースの当事者はHさんです。妻であるJさんの気持ちを最優先するのではなく、Hさんの支援を通じて家族全体の支援を図るようにしましょう。

3:×

→Hさんのリハビリがうまくいかない場合、頻繁にJさんが施設に来てその様子を目の当たりにすることで不安をあおる原因となる場合もあります。

4:×

→家族の困りごとについての方向性を決めるのは専門職ではありません。本人や家族が自身で方向性を決めることが出来るよう、情報提供や意思決定の支援を行うことが福祉専門職の役割です。

5:×

→レスパイトケアとは、在宅で介護する家族の負担を軽減するために行う支援です。設問ではHさんは障碍者支援施設に入所して自立訓練を受けているので、レスパイトケアの対象にはなりません。

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