介護福祉士の過去問 第34回(令和3年度) こころとからだのしくみ 問99
この過去問の解説 (3件)
正解:3
1:×
→水晶体は、老化によって白く濁る特徴があります。これが白内障です。
2:×
→老化によって、視力は徐々に低下し遠くのものが見えにくくなります。
3:〇
→老化によって、眼の中に入る光の量を調整する瞳孔の反応速度が遅くなります。このため明順応・暗順応の所要時間が伸びてしまいます。
4:×
→加齢により、ピント調節の能力も徐々に衰えていきます。
5:×
→加齢により、涙の分泌量が低下しドライアイ(目が乾いている状態)が著名となります。
正解は 3 です。
1.× 水晶体は加齢により白濁します。これは白内障と呼ばれる症状です。80歳以上の高齢者はほぼ100%発症するといわれています。
2.× 焦点を調節する機能を持つ水晶体の調節力が低下するため、遠くのものも見えにくくなります。
3.○ 網膜に入る光の量を調整する虹彩の機能が加齢により低下するため、明暗順応の時間は長くなります。
4.× ピント調節は水晶体と毛様体と呼ばれる筋肉に関連があります。加齢によりそれぞれの役割が衰えるためピントの調節は遅くなります。
5.× 加齢により皮膚の水分量が減るのと同じように、一般的に涙の量も減少します。
正解は3です。
年齢を重ねることにより、瞳孔の反応が低下するため
光の量を調整する処理が遅くなってしまいます。
また、明るいところよりも暗いところに目が慣れるのに
時間がかかると言われています。
1→水晶体は、加齢により
白濁し、進行すると黄変化(褐色化)していきます。
そのため選択肢1は誤りです。
2→加齢により視力が低下し、
遠くのものも近くのものもピントが合うまでに時間がかかり
見えにくくなります。
4→加齢により、ピントを調整する筋肉が衰え
ピントを合わせるまでに時間がかかってしまいます。
5→加齢により、涙液量が低下することで
ドライアイになりやすくなり、涙の量が減っていきます。
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