介護福祉士の過去問 第34回(令和3年度) こころとからだのしくみ 問100
この過去問の解説 (3件)
正解:5
1:×
→口腔内が乾いていると舌が自由に使えなくなり、発音がスムーズにできなくなる場合があります。そのため、唾液の分泌が増加すると言葉の発音がし易くなる傾向になります。
2:×
→舌の運動が活発になればなるほど、言葉の発音は明瞭になります。
3:×
→表情筋の影響で口角があがることで言葉の発音が良くなります。
4:×
→調整されていない義歯を使用していると話している時に義歯が外れたり発音が不明瞭になったりします。そのため、義歯を調整することで発音が聞き取りやすくなるメリットがあります。
5:○
→口唇には、脳からの指令に応じて音を作り出す作用があります。そのため、口唇が閉じにくくなると発音が不明瞭になってしまいます。
正解は 5 です。
1.× 唾液の分泌が減少すると発音が不明瞭になります。高齢者は薬剤の影響やホルモンバランスの変化、体内に保持している水分量の減少から唾液の量が減少しやすい傾向にあります。
2.× 舌は内舌筋と外舌筋という二つの筋肉でできています。高齢になると全身の筋肉が衰えるように舌の筋肉も衰え、舌運動が鈍化することで発音が不明瞭になります。
3.× 口角が下がることで発音が不明瞭になります。口角が下がる原因は、口唇の周りにある口輪筋の衰えです。
4.× 調整されていない合わない義歯の使用は発音が不明瞭になります。歯の部分が長く作られているとサ行とタ行が、上顎の土台部分が厚く作られているとラ行が発音しづらくなります。
5.○ 設問の通りです。口唇が閉じにくくなる原因は口輪筋の衰えです。口輪筋の衰えは、発音が不明瞭になるだけでなく、表情が乏しくなったり、嚥下力の低下や口呼吸による口内の乾燥などの原因にもなります。
正解は5です。
口唇は、言葉を発声するのに重要な役割をはたしています。
そのため口唇が閉じにくくなると、
発音が不明瞭になります。
1→唾液の量が増えると、舌の運動がスムーズになり
発音がしやすくなります。
しかし、唾液の量が少ないと舌の運動がスムーズにできなくなり
発音がしにくくなります。
2→舌運動が活発化すると、発音がスムーズにはっきりとできるようになります。
3→口角を上げて発音することにより
発音がはっきりとよくなります。
4→調整されていない義歯を使用すると
義歯が外れたり、ずれたりして発音がしにくくなります。
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