介護福祉士の過去問 第34回(令和3年度) こころとからだのしくみ 問103
この過去問の解説 (3件)
正解は 2 です。
三大栄養素とは、たんぱく質(アミノ酸)・糖質(炭水化物)・脂質の3つです。体を動かすエネルギー源となる大切な栄養素です。
1.× 体重に占める水分の割合は成人で約60%、高齢者は約50%といわれています。体重の約2%の水分が失われると脱水症状が現れ始めます。
2.○ 炭水化物には、糖質と食物繊維が含まれています。糖質はエネルギー源となり、食物繊維には整腸作用や腸内有害物質吸収作用があります。
3.× ビタミンは、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに分けられます。ビタミンのほとんど(ビタミンD、Kなどを除く)は体内で生成することはできないので、食事から摂取する必要があります。
4.× ナトリウムは、無機質(ミネラル)の一種です。血圧や細胞機能を維持したり、浸透圧を調整する役割があります。ナトリウム(塩分)の過剰摂取は高血圧や胃がん・肺がんなどのリスクを高めるため注意が必要です。
5.× カルシウムは、無機質(ミネラル)の一種です。骨や歯を形成しています。不足すると骨粗鬆症の原因となります。
三大栄養素のたんぱく質(アミノ酸)・糖質(炭水化物)・脂質にビタミンと無機質(ミネラル)を加えたものが人間に必要不可欠な五大栄養素です。
正解は2です。
三大栄養素は
炭水化物・脂質・たんぱく質です。
そのため選択肢2が正解です。
1→人体の約半分が水分で出来ています。
水分は、体内で多くの物質を溶かしたり
化学反応をスムーズにさせたり
血液の栄養素や老廃物を運ぶ役割をしています。
3→ビタミンは五大栄養素の1つです。
三大栄養素の代謝を助ける働きをしていて
体の機能をスムーズに動かす潤滑油のような働きをしています。
4→ナトリウムとは、ミネラルの1つで
主に食塩などに含まれています。
ナトリウムは、体液の浸透圧の調整が主な役割で
過剰摂取することで、高血圧となり脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすため
控えたほうがよい栄養素です。
正答2
栄養素の中でも、体を動かすエネルギー源となるものが、炭水化物、脂質、タンパク質です。これらを三大栄養素と言います。
1. 誤り。水分は体を構成する成分で、成人男性では体重の60%が水分でできています。
2. 正答。上記したように、三大栄養素の一つです。
3. 誤り。ビタミンは成長と健康を維持する働きがあります。三大栄養素にビタミンとミネラルを加え、五大栄養素と言います。
4. 誤り。ナトリウムは人体に必要なミネラルの一種で、浸透圧の調整などの働きをします。
5. 誤り。人体に最も多く含まれるミネラルで、骨や歯を形成します。
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