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介護福祉士の過去問 第34回(令和3年度) 総合問題 問121

問題

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次の事例を読んで、問いに答えなさい。
〔事例〕
Eさん(35歳、男性)は、1年前に筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)と診断された。当初の症状としては、ろれつが回らず、食べ物の飲み込みが悪くなり、体重の減少がみられた。
その後、Eさんの症状は進行し、同居している両親から介護を受けて生活をしていたが、両親の介護負担が大きくなったため、障害福祉サービスを利用することになった。障害支援区分の認定を受けたところ、障害支援区分3になった。Eさんは訪問介護員(ホームヘルパー)から食事や入浴の介護を受けて自宅で生活をしている。

ある日、Eさんの自宅を訪問した訪問介護員(ホームヘルパー)は、Eさんの両親から、「これまでEは話をするのが難しく、筆談で意思を聞いてきたが、ペンを持つのが難しくなってきた」と聞いた。確かにEさんは、発話や字を書くことは困難な様子だが、目はよく動いている。
次のうち、今後、Eさんが家族とコミュニケーションをとるときに使うことのできる道具として、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
ホワイトボード
   2 .
絵や写真
   3 .
透明文字盤
   4 .
拡声器
   5 .
補聴器
( 介護福祉士国家試験 第34回(令和3年度) 総合問題 問121 )
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この過去問の解説 (3件)

16

正答3

1. 誤り。ホワイトボードは筆談に用いることが可能であるが、Eさんの能力ではコミュニケーションツールとして使用するのは困難です。

2. 誤り。絵や写真を用いたコミュニケーションは、失語の方とのやり取りに使用できます。Eさんとのコミュニケーション方法としては適していません。

3. 正答。透明文字盤は、口頭や筆談によるコミュニケーションが取りづらくなった場合に、意思疎通を図る手段の一つとして用いる方法です。アクリル板などの透明な板に、「はい」、「いいえ」、「50音」等を書き、当事者と介護者が透明文字盤を介して視線を合わせながら意思疎通を図ります。

4. 誤り。拡声器は、声を大きくする道具です。Eさんは発話が困難であるため、コミュニケーションツールとして適していません。

5. 誤り。補聴器は、難聴の方に音を聞き取りやすくするために用いる道具です。Eさんとのコミュニケーションツールとして適していません。

付箋メモを残すことが出来ます。
12

正解は3です。

Eさんは、「目はよく動いている」との記述から

目で文字盤を追うことが出来ると考えられるので

選択肢3が適切です。

1→「ペンを持つのが難しくなってきた」との記述から

ホワイトボードを使ってのコミュニケーションは

難しいと考えられます。

2→Eさんは、自分の意思を言語化することが出来るため

選択肢2は不適切です。

4→Eさんはろれつが回らず、発話するのが困難なため

選択肢4は不適切です。

5→Eさんは聴覚に障害はありません。

そのため選択肢5は不適切です。

10

正解は 3 です。

1.× ホワイトボードをコミュニケーションツールとして利用するには、ペンを持って筆談を行わなければなりません。問題文に『ペンを持つのが難しくなってきた』とあるのでこの選択肢は適切ではありません。

2.× 絵や写真を使ってのコミュニケーションも可能ではありますが、短文的な限られたコミュニケーションになってしまいます。Eさんは発話や書字が困難なだけで、意思表出を言葉で行うことが可能ですので、この選択肢は最も適切とはいえません。

3.○ 透明文字盤とは、目の動きから文字を読み取る五十音が書かれた透明の板です。意思を表出する発信者とそれを読み取る受信者が透明文字盤を挟んで向かい合い、まばたきや目の動きで発信者が伝えたいメッセージを一文字ずつ読み取ることで意思の疎通を行います。問題文には『目は良く動いている』と書かれているので、この選択肢が最も適切です。

4.× 拡声器は小さな声を大きく広く拡散するための道具です。発話が困難なEさんには適さないので、この選択肢は適切ではありません。

5.× 補聴器は聞こえを補うための道具です。問題文からはEさんが聴覚に問題がある様子はうかがえませんので、この選択肢は適切ではありません。

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