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介護福祉士の過去問 第35回(令和4年度) 人間関係とコミュニケーション 問3

問題

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介護老人福祉施設は、利用者とその家族、地域住民等との交流を目的とした夏祭りを開催した。夏祭りには、予想を超えた来客があり、「違法駐車が邪魔で困る」という苦情が近隣の住民から寄せられた。そこで、次の夏祭りの運営上の改善に向けて職員間で話し合い、対応案を作成した。
次の対応案のうち、PDCAサイクルのアクション(Action)に当たるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
近隣への騒音の影響について調べる。
   2 .
苦情を寄せた住民に話を聞きに行く。
   3 .
夏祭りの感想を利用者から聞く。
   4 .
来客者用の駐車スペースを確保する。
   5 .
周辺の交通量を調べる。
( 介護福祉士国家試験 第35回(令和4年度) 人間関係とコミュニケーション 問3 )
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この過去問の解説 (3件)

15

PDCAサイクルとは、品質の管理などの業務管理における継続的な改善の方法をいいます。

Plan(計画)、Do(実行)、Check(確認)、Action(改善)それぞれの頭文字をとって、

PDCAとしています。

W・エドワーズ・デミングが提唱したフレームワークです。

医療や介護の現場では、PDCAを繰り返すことで課題を洗い出して、医療や介護の質の向上につなげていく手法をとることがあります。

選択肢1. 近隣への騒音の影響について調べる。

×:騒音の影響を調べることは、Check(確認)に該当します。

また、問題文では「違法駐車が邪魔で困る」という苦情があったと記載があります。

騒音が苦情の原因ではありません。

選択肢は不適切です。

選択肢2. 苦情を寄せた住民に話を聞きに行く。

×:苦情を寄せた住民に話を聞きに行くことは、Check(確認)に該当します。

選択肢は不適切です。

選択肢3. 夏祭りの感想を利用者から聞く。

×:夏祭りの感想を利用者から聞くことはCheck(確認)に該当します。

選択肢は不適切です。

選択肢4. 来客者用の駐車スペースを確保する。

〇:来客者用の駐車スペースを確保することはAction(実行)に該当します。

選択肢は適切です。

選択肢5. 周辺の交通量を調べる。

×:周辺の交通量を調べることは、Check(確認)に該当します。

選択肢は不適切です。

付箋メモを残すことが出来ます。
5

PDCAサイクルとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字をとったフレームワークのことです。

Plan(計画):目標・目的を設定し、実行計画を立案します。

Do(実行):計画を実行します。

Check(評価):実行した計画の内容を検証し、計画通りに行かなかった場合は、その要因を分析します。

Action(改善):検証結果を受け、対策や改善策を検討していきます。

選択肢1. 近隣への騒音の影響について調べる。

誤りです。騒音の要因について調べることは、Check(評価)にあたると考えられます。

選択肢2. 苦情を寄せた住民に話を聞きに行く。

誤りです。住民の話を聞きに行くことは騒音の要因について調べることであり、Check(評価)にあたると考えられます。

選択肢3. 夏祭りの感想を利用者から聞く。

誤りです。夏祭りの感想を聞きに行くことで、次年度の夏祭りの計画の参考とすることができます。Check(評価)にあたると考えられます。

選択肢4. 来客者用の駐車スペースを確保する。

正答です。違法駐車に対する苦情を受け、その要因を検証した結果、来客用の駐車スペースを確保するという対策を実行しています。Action(改善)にあたると考えられます。

選択肢5. 周辺の交通量を調べる。

誤りです。周囲の交通量を調べることで、次年度の有効な対策を考える参考とすることができます。Check(評価)にあたると考えられます。

まとめ

PDCAサイクルについて、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)それぞれの意味を理解することで答えを導き出すことができるでしょう。

4

PDCAサイクルとは、Plan:計画Do:実行Check:評価Action:改善の頭文字を取って作られた言葉です。この流れを繰り返すことで、状況を把握し継続的に改善を行い、サービスの向上を目指すための手法です。

選択肢1. 近隣への騒音の影響について調べる。

誤答です。これはC(評価)に当たります。『評価する』ということは、D(実行)した結果の状況やその効果を検証するということです。なので、これはA(改善)には当たりません。

選択肢2. 苦情を寄せた住民に話を聞きに行く。

誤答です。これはC(評価)に当たります。住民に話を聞きに行くという行為は、D(実行:夏祭りを開催)したことによって起きた、近隣住民からの苦情の内容をより深く検証するという行為になります。

選択肢3. 夏祭りの感想を利用者から聞く。

誤答です。PDCAサイクルは、サービスの質の向上を目的として用いられる考え方です。次のP(次の夏まつり開催)のために、今回D(夏祭りを開催)した結果、利用者がどう感じたかを聞くことは、C(評価)に当たります。

選択肢4. 来客者用の駐車スペースを確保する。

正答です。これがA(改善)に当たります。D(夏祭り)を実行し、C(利用者や近隣住民の意見の検証)を行い、同じトラブルが起こらないように具体的な対策を講じるということが、PDCAサイクルにおけるA(改善)になります。

選択肢5. 周辺の交通量を調べる。

誤答です。これはC(評価)に当たります。周辺の交通量を調べるという行為は、D(夏祭りを実行)、C(苦情を受けその内容を検証)、A(苦情解消のための具体的な対策を講じ)、P(次の夏祭りを計画)するという一連の流れの中のC(評価)に該当します。

まとめ

介護の場面でもPDCAサイクルの考え方は浸透しており、利用者のケアの質を上げるという目的だけではなく、この問題のように関連する業務のトラブルの解決効率化を図るためなどにこの考え方が用いられています。

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