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介護福祉士の過去問 第35回(令和4年度) こころとからだのしくみ 問11

問題

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大切な人を亡くした後にみられる、寂しさやむなしさ、無力感などの精神的反応や、睡眠障害、食欲不振、疲労感などの身体的反応を表すものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
認知症(dementia)
   2 .
グリーフ(grief)
   3 .
リビングウィル(living will)
   4 .
スピリチュアル(spiritual)
   5 .
パニック障害(panic disorder)
( 介護福祉士国家試験 第35回(令和4年度) こころとからだのしくみ 問11 )
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この過去問の解説 (3件)

10

選択肢の用語について解説していきます。

適切なものを選びましょう。

選択肢1. 認知症(dementia)

×:認知症は、さまざまな原因で脳の働きに低下が生じ、日常生活に支障をきたす状態のことをいいます。

選択肢2. グリーフ(grief)

〇:グリーフとは、英語単語で「悲嘆」や「深い悲しみ」を意味します。

大切な人や愛する人、生き物など死んだ誰かを喪失したことへの反応です。

選択肢は適切です。

選択肢3. リビングウィル(living will)

×:リビングウィルとは、元気な時から自身の延命治療の希望などを考え、

家族と話し合ったうえで記載しておく、生前の意思表明(書類)をいいます。

選択肢4. スピリチュアル(spiritual)

×:スピリチュアルとは、「霊魂」「精霊」「精神的な」などを表す英単語です。

介護や看護の場面では、「スピリチュアルケア」という用語があります。

困難な病気に直面したときに利用者様や患者様が、

人生の意味、死の恐怖、生きることへの疑問など、様々な苦しみや悩みをいだくことがあり、その悩みや苦しみへのケアのことを「スピリチュアルケア」と呼びます。

大切な人を失ったことへの喪失感のことではありません。

選択肢は不適切です。

選択肢5. パニック障害(panic disorder)

×:パニック障害は、ある日突然めまいや動悸、呼吸困難の症状とともに、

激しい不安や恐怖が発作的におこる病気をいいます。

付箋メモを残すことが出来ます。
6

終末期においては、悲しみや喪失感を抱えている家族の心理的なケアも介護福祉職の大切な役割となります。

選択肢1. 認知症(dementia)

誤答です。認知症とは、脳血管疾患・アルツハイマー病その他の要因に基づく脳の器質的な変化により、日常生活に支障が生じる程度まで記憶機能及びその他の認知機能が低下した状態のことをいいます。(介護保険法より)

選択肢2. グリーフ(grief)

正答です。利用者が亡くなった後に、家族の心情に寄り添い、立ち直る過程を支援することグリーフケアといいます。また、死別後の家族が悲しみや喪失感を抱えながらも立ち直っていくプロセスや喪の作業のことグリーフワークといいます。

選択肢3. リビングウィル(living will)

誤答です。リビングウィル(事前指示書)とは、生前の意思表明のことです。突然の病気や事故、または終末期に意思疎通が困難になった時にどの程度の治療を受けたいか(または受けたくないか)などの希望を表明した文書のことです。

選択肢4. スピリチュアル(spiritual)

誤答です。スピリチュアルとは、spirit(魂)からくる言葉で、宗教的な意味だけでなく『精神的な』などの意味も含まれています。困難な病気に直面し、人生の意味への問い・自責の念・死への恐怖などを抱えている人に対するケアを、スピリチュアルケアといいます。

選択肢5. パニック障害(panic disorder)

誤答です。パニック障害とは、なんの前触れもなく、めまいや呼吸困難・ふるえなどとともに激しい不安に襲われる不安障害のことをいいます。

まとめ

リビングウィルと意味が近い言葉で、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)という言葉があります。

リビングウィル…生前の『個人』の意思表明

であるのに対し、

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)…万が一に備え、本人が望む医療や介護を、本人・家族・医療介護職などが共になって話し合う取り組みのことをいいます。違いも含め覚えておくとよいでしょう。

4

それぞれの言葉の意味を思い出し、正解を導き出していきましょう。

選択肢1. 認知症(dementia)

誤りです。認知症は、何らかの病気や障害などによって、記憶や判断を行う脳の機能である認知機能が低下、日常生活に支障をきたすようになった状態のことを言います。

選択肢2. グリーフ(grief)

正解です。喪失体験による身体的、心理的、社会的な反応のことをグリーフと言います。日本語では「悲嘆」と訳されることもあります。

選択肢3. リビングウィル(living will)

誤りです。リビングウィルとは、生命維持装置などによる延命治療を望まない方が、自分の意思を元気なうちに記しておくことです。

選択肢4. スピリチュアル(spiritual)

誤りです。スピリチュアルとは、精神的な、霊的な、宗教的なといった意味を表す言葉ですが、海外では医療現場やスポーツの現場などで「自分の気持ちを大切にする」といった意味合いで使われます。

選択肢5. パニック障害(panic disorder)

誤りです。パニック障害とは、予期しない突然の強い恐怖や不快感の高まりが生じ、動悸、息切れ、めまい、発汗といった発作を繰り返す病気のことです。

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