介護福祉士の過去問 第35回(令和4年度) 認知症の理解 問6
この過去問の解説 (3件)
ユマニチュードは、認知症ケアに効果を発揮する技法の一つです。
実践する際に、「あなたは大切な存在である」と伝えるために用いられる技術を「ユマニチュードの4つの柱」と言います。
4つの柱は、「見る」、「話す」、触れる」、「立つ」で、いくつかを掛け合わせて行います。
誤りです。「見る」技術とは、目線の高さを合わせることで、対等な関係であることが伝わり、正面から目を合わせることで、「正直に話しています」というメッセージが伝わったりする効果が期待できます。
誤りです。「話す」技術とは、相手大切に思っていると伝わる話し方が大切で、穏やかな声色で静かに話すと良いとされています。
誤りです。「触れる」技術は、広い面積でそっと触れることが重要です。「自由を奪う」というメッセージが伝わらないように注意します。
正解です。「立つ」技術は、立つという人間らしさを表出するとともに、寝たきりを予防するのに効果的です。
誤りです。オートフィードバックは、自分が行っているケアの内容を実況中継することです。「これから手を洗いますね」や「気持ちいいですか」と言った言葉かけることで、「話す」技術に含まれます。
ユマニチュードでは、「あなたのことを大切に思っていますよ」ということを相手が理解できるよう伝えるためのケア技法です。「見る」「話す」「触れる」「立つ」の4つの柱から構成されています。
誤答です。「見る」時には、目線の高さを合わせて、近くから、しっかりと相手を見ることが大切であるとしています。相手を好意的に受け止めているというメッセージを送ることができます。
誤答です。「話す」時には、優しく穏やかな口調でゆっくり話しかけます。ポジティブな言葉を意識して用いることで、相手に大切に思っていることを伝えます。
誤答です。「触れる」時には、手のひら全体を使った広い面積で、ゆっくり優しく触れます。そうすると相手に安心感を与えることができます。顔や手を急に触れると相手は驚き緊張してしまうので、背中や上腕などから触れるのが良いとされています。
正答です。「立つ」ことには、筋力の維持・骨粗鬆症の防止・血液循環の改善などさまざまな効果があります。1日20分ほどの立位の時間を作ることが良いとされています。
誤答です。オートフィードバックとは、会話ができない方や反応が乏しい方にケアを行う時に、自分が行っているケアの内容を言葉にして実況中継するように声かけを行うという方法です。
ユマニチュードは、要介護者の状態に合わせ『回復を目指す』『機能を保つ』『最期まで寄り添う』の3段階のケアを行うことを目標としています。
ユマニチュードとは、「人間らしさを取り戻す」という意味のフランス語です。
人と人との関係性に着目したケア技法で、見る・話す・触れる・立つ の4つの柱からなります。
×:「見る」とは、目線の高さを合わせて見ることです。対等な関係であることが伝わったり、正面から視線を合わせることで、「あなたに伝えています」というメッセージが伝わったりする効果が期待できます。
×:「話す」とは、穏やかな声で静かに話すことです。相手を大切に思っていると伝わる話し方が大切です。
×:広い面積でそっと「触れる」ことが大切です。
〇:「立つ」ことは、寝たきり予防に必要です。1日20分経つ時間を確保すると寝たきり予防に効果的とされています。
×:「オートフィードバック」とは、今行っているケア内容を実況的に伝えていくということです。
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