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介護福祉士の過去問 第35回(令和4年度) 介護の基本 問3

問題

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社会福祉士及び介護福祉士法に規定されている介護福祉士の責務として、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
地域生活支援事業その他の支援を総合的に行う。
   2 .
介護等に関する知識及び技能の向上に努める。
   3 .
肢体の不自由な利用者に対して必要な訓練を行う。
   4 .
介護保険事業に要する費用を公平に負担する。
   5 .
常に心身の健康を保持して、社会的活動に参加するように努める。
( 介護福祉士国家試験 第35回(令和4年度) 介護の基本 問3 )
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この過去問の解説 (4件)

10

社会福祉士及び介護福祉士法では、利用者の尊厳を保持し、自立支援を行うための介護福祉士に求められる義務が5つ規定されています。その中の一つに『責務』と記されているものがあり、それを選択する問題です。

選択肢1. 地域生活支援事業その他の支援を総合的に行う。

誤答です。地域生活支援事業とは、障害者総合支援法の下で市町村や都道府県が行う、障害者や障害児の地域生活を支援するための事業のことです。

選択肢2. 介護等に関する知識及び技能の向上に努める。

正答です。『資質向上の責務』が規定されています。

選択肢3. 肢体の不自由な利用者に対して必要な訓練を行う。

誤答です。肢体の不自由な利用者に対して、基本的動作能力の回復を図るために治療体操やマッサージを行うのが理学療法士であり、応用的動作能力・社会的適応能力の回復を図るために作業療法を行うのが作業療法士です。

選択肢4. 介護保険事業に要する費用を公平に負担する。

誤答です。介護保険事業に要する費用を公平に負担するよう、調整を行っているのは国の事務です。

選択肢5. 常に心身の健康を保持して、社会的活動に参加するように努める。

誤答です。これは老人福祉法第3条の一部です。

まとめ

社会福祉士及び介護福祉士法に規定された義務として『資質向上の責務』の他に

誠実義務

信用失墜行為の禁止

秘密保持義務

福祉サービス関係者等との連携

が挙げられています。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

介護福祉士には、「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づき、以下の6つの義務が定められています。①誠実義務、②信用失墜行為の禁止、③秘密保持義務、④連携、⑤資質向上の責務、⑥名称の使用制限

選択肢1. 地域生活支援事業その他の支援を総合的に行う。

×:地域支援事業は障がい者総合支援法に基づき行政が行うので、介護福祉士が主体となって行いません。

選択肢2. 介護等に関する知識及び技能の向上に努める。

〇:介護福祉士は、利用者の尊厳を保持し、自立した日常生活が営めるよう、常に利用者の立場に立って誠実にその業務を行わなければなりません。

選択肢3. 肢体の不自由な利用者に対して必要な訓練を行う。

×:必要な訓練など(リハビリ)は国家資格をもつ理学療法士や作業療法士などのセラピストが行います。

選択肢4. 介護保険事業に要する費用を公平に負担する。

×:介護保険の事業については行政が主体となって行います。

選択肢5. 常に心身の健康を保持して、社会的活動に参加するように努める。

×:”常に心身の健康を保持して、社会的活動に参加するように求める”との規定は介護福祉士の責務ではなく、老人福祉法に規定されています。

2

社会福祉士及び介護福祉法では、介護福祉士の義務として、

以下の規定が設けられています。

秘密保持の義務(第46条)

名称の使用制限(第48条第2項)

信用失墜行為の禁止(第45条)

連携(第47条第2項)

誠実義務(第44条の2)

資質向上の責務(第47条の2)

このうち、問題文にあるように「責務」としているのは、

「資質向上の責務」です。

選択肢1. 地域生活支援事業その他の支援を総合的に行う。

×:地域生活支援事業は、障害のある人の能力や適性に応じて、

自立した日常生活又は社会生活を送ることができるように、

自治体が中心になって行う事業です。

介護福祉士の責務ではありません。

選択肢は不適切です。

選択肢2. 介護等に関する知識及び技能の向上に努める。

〇:資質向上の責務には、

”介護を取り巻く環境の変化による業務内容の変化に適応するため、

介護等に関する知識および技能の向上に努めなければならない”とされています。

選択肢3. 肢体の不自由な利用者に対して必要な訓練を行う。

×:肢体の不自由な利用者に対して必要な訓練を行うのは、

理学療法士や作業療法士です。

介護福祉士の責務ではありません。

選択肢は不適切です。

選択肢4. 介護保険事業に要する費用を公平に負担する。

×:介護保険事業に要する費用は、介護サービスの利用者が1割を負担し、

残りは50%を保険料、50%を公費で負担します。

選択肢は介護福祉士の責務ではありません。

選択肢5. 常に心身の健康を保持して、社会的活動に参加するように努める。

×:”常に心身の健康を保持して、社会的活動に参加するように求める”

とは、老人福祉法の第一章、第三条の文言です。

選択肢は不適切です。

1

社会福祉士及び介護福祉士法は、社会福祉士及び介護福祉士の資格を定めて、その業務の適正を図り、もって社会福祉の増進に寄与することを目的としています。

社会福祉士及び介護福祉士の義務等としては、以下の記載がなされています。

(誠実義務)

担当する者が個人の尊厳を保持し、自立した日常生活を営むことができるよう、常にその者の立場に立って、誠実にその業務を行わなければならない

(信用失墜行為の禁止)

社会福祉士又は介護福祉士の信用を傷つけるような行為をしてはならない

(秘密保持義務)

正当な理由がなく、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならない。

(連携)

その業務を行うに当たっては、その担当する者に、認知症であること等の心身の状況その他の状況に応じて、福祉サービス等が総合的かつ適切に提供されるよう、福祉サービス関係者等との連携を保たなければならない。

(資質向上の責務)

社会福祉及び介護を取り巻く環境の変化による業務の内容の変化に適応するため、相談援助又は介護等に関する知識及び技能の向上に努めなければならない。

選択肢1. 地域生活支援事業その他の支援を総合的に行う。

誤りです。地域生活支援事業その他の支援を総合的に行うというのは、障害者総合支援法に記載されている内容です。

選択肢2. 介護等に関する知識及び技能の向上に努める。

正解です。資質向上の責務として、社会福祉及び介護を取り巻く環境の変化による業務の内容の変化に適応するため、相談援助又は介護等に関する知識及び技能の向上に努めなければならない、と記載されています。

選択肢3. 肢体の不自由な利用者に対して必要な訓練を行う。

誤りです。肢体の不自由な利用者に対して必要な訓練を行うというのは、身体障害者福祉法に記載されています。

選択肢4. 介護保険事業に要する費用を公平に負担する。

誤りです。介護保険事業に要する費用を公平に負担するという内容は、介護保険制度のことを示しています。

選択肢5. 常に心身の健康を保持して、社会的活動に参加するように努める。

誤りです。常に心身の健康を保持して、社会的活動に参加するように努めるというものは、老人福祉法に記載されている内容です。

まとめ

それぞれの法律の内容を覚えるのは大変ですので、まずは介護福祉士に関連する部分を確認しておくのが望ましいでしょう。

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