介護福祉士の過去問
第35回(令和4年度)
生活支援技術 問5
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問題
介護福祉士国家試験 第35回(令和4年度) 生活支援技術 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
総義歯の取扱いに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 上顎から先に外す。
- 毎食後に洗う。
- スポンジブラシで洗う。
- 熱湯につけてから洗う。
- 乾燥させて保管する。
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この過去問の解説 (4件)
01
義歯の取扱いに関する設問です。
以下の注意点に気をつけましょう
【ケアの注意点】
1.流水で洗浄
2.義歯用ブラシを使用
3.力を入れすぎないように、丁寧に磨く
4.就寝前は上記洗浄後に、ぬるま湯に洗浄剤を入れて義歯を浸ける
5.装着前に義歯用ブラシで汚れと洗浄剤を洗い流す
×:基本的には、下顎の義歯から外します。
よって、選択肢は不適切です。
〇:選択肢の通りです。
毎食後、義歯ブラシで清掃しましょう。
×:義歯ブラシで洗います。選択肢は不適切です。
×:就寝前の洗浄ではぬるま湯に漬けて、洗浄剤を入れて洗浄します。
毎食後の洗浄では、流水で洗浄します。
選択肢は不適切です。
×:乾燥はひび割れの原因になります。
ゆるま湯や水に浸けて保管します。
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02
後期高齢者の約8割が何らかの義歯を、また、約3割が総義歯を使用しているという数字があります。口腔ケアは全身状態を保つためにとても大切です。その取扱いや手順はしっかり覚えておきましょう。
誤答です。総義歯をはずす時は下から、装着する時は上からです。
正答です。義歯にも、歯と同じように食べかすや歯垢がつきます。それが原因で口腔内に炎症が起きたり、感染症の原因になったりするので、毎食後にはずし流水で洗う必要があります。
誤答です。義歯は、義歯専用ブラシで洗うのが適切です。スポンジブラシは口腔内を清拭する時に使用します。
誤答です。義歯を熱湯につけると変形してしまうおそれがあります。水やぬるま湯で洗いましょう。
誤答です。義歯は乾燥してしまうと、ひび割れたり変形してしまったりするおそれがあります。使用しない時は水につけて保管します。
義歯を洗う時は歯磨き粉は使ってはいけません。研磨剤が入っているので義歯を傷つけてしまうおそれがあります。清潔を保つためには、就寝時など1日1回義歯洗浄剤を使用するのがよいでしょう。
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03
入れ歯の取り扱いに関する問題です。介護は食事、移動、排せつなどのイメージを持たれている方もいらっしゃると思いますが、入れ歯の扱いも立派な介護になります。
×:入れ歯は下あごから外します。理由は人の口の構造にあります。上あごの方が大きく、当然上義歯のほうが下義歯より大きくなります。そのため、外すときは下の義歯を外し、スペースを確保してから大きい上義歯を外します。
〇:毎食後に洗います。
×:義歯専用のブラシで洗います。スポンジブラシは口腔内を洗うためのブラシです。
×:割れる危険があるので止めましょう。
×:乾燥して割れる危険があります。水に漬けて保管します。
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04
義歯も食べかすや歯垢がつき、口臭、口内炎の原因となるため、毎日の手入れが必要です。
誤りです。通常は下顎の義歯から外します。
正解です。義歯の汚れによって口腔内のトラブルが生じることがあります。毎食後のお手入れに加え、就寝前に義歯洗浄剤でお手入れが望ましいです。
誤りです。義歯用のブラシを使用し、流水下で清掃します。
誤りです。熱湯を使用すると義歯が変形する可能性があります。ぬるま湯で清掃しましょう。
誤りです。乾燥させると入れ歯の素材であるプラスチックが変形する恐れがあります。水を含んだ容器での保管が推奨されます。
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