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介護福祉士の過去問 第35回(令和4年度) 生活支援技術 問9

問題

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テーブルで食事の介護を行うときの留意点に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
車いすで食事をするときは、足をフットサポートから下ろして床につける。
   2 .
片麻痺(かたまひ)があるときは、患側の上肢を膝の上にのせる。
   3 .
スプーンを使うときは、下顎を上げた姿勢にして食べ物を口に入れる。
   4 .
利用者に声をかけるときは、食べ物を口に入れてから行う。
   5 .
食事をしているときは、大きな音でテレビをつけておく。
( 介護福祉士国家試験 第35回(令和4年度) 生活支援技術 問9 )
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この過去問の解説 (4件)

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食事摂取量の維持や誤嚥防止は、健康の維持・向上につながります。そのために食事の環境を整えることはとても大切です。この問題では適切な食事環境や姿勢が理解できているかが問われています。

選択肢1. 車いすで食事をするときは、足をフットサポートから下ろして床につける。

正答です。フットレストに足を乗せている状態だと、上半身の重心が後ろ気味になってしまいます。膝は90度で足はしっかり床につき、軽く前かがみに座るのが食事の正しい姿勢です。

選択肢2. 片麻痺(かたまひ)があるときは、患側の上肢を膝の上にのせる。

誤答です。片麻痺がある場合、患側の上肢はテーブルの上にのせるのが適切です。テーブルは、軽く前かがみの姿勢で肘が90度で曲がるくらいの高さで、握りこぶしひとつ分くらいの間隔を空けて座るとよいでしょう。

選択肢3. スプーンを使うときは、下顎を上げた姿勢にして食べ物を口に入れる。

誤答です。下顎を上げた姿勢で食事をすると、食べ物が気管に入りやすくなり誤嚥を起こす可能性が高くなり危険です。軽く前かがみになり、顎を引いた姿勢を確保してから食事介助を行いましょう。

選択肢4. 利用者に声をかけるときは、食べ物を口に入れてから行う。

誤答です。声かけをしてから食事介助を行います。利用者のADLに合わせて、食事介助を始めること・終えること、献立、食べ順の希望確認など声かけを行いながら介助を行います。

選択肢5. 食事をしているときは、大きな音でテレビをつけておく。

誤答です。注意がそがれ誤嚥を引き起こす可能性があります。また職員が食事時の異音(むせ込みや食器を落とした音など)に気付けないリスクもあるので、あまり大きな音は適切ではありません。

まとめ

ベッド上で食事介助を行う際の、安全な姿勢なども併せて覚えておくとよいでしょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
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食事の介護での留意点に関する問題です。

各選択肢について考えていきましょう。

選択肢1. 車いすで食事をするときは、足をフットサポートから下ろして床につける。

〇:食事の際は、足を床につけて摂取することで咀嚼の力が強くなり、嚥下しやすくなります。

選択肢2. 片麻痺(かたまひ)があるときは、患側の上肢を膝の上にのせる。

×:片麻痺があるときは、患側の上肢をテーブルの上に置いて姿勢を安定させます。

テーブルとの高さが合わないときは、膝の上にクッションなどを置いてから腕を乗せます。

選択肢3. スプーンを使うときは、下顎を上げた姿勢にして食べ物を口に入れる。

×:スプーンを使う時は、下顎を下げた姿勢にして食べ物を口に入れます。

下顎を上げた姿勢は誤嚥や窒息のリスクを高めます。

選択肢4. 利用者に声をかけるときは、食べ物を口に入れてから行う。

×:食べ物が口に入った状態で声をかけることは、誤嚥や窒息の原因となることがあります

選択肢5. 食事をしているときは、大きな音でテレビをつけておく。

×:食事中にテレビを見ることで、食物から注意がそれ、誤嚥や窒息を引き起こすことがあります。

2

食事介助の基本について問う内容になっています。食事は正しい姿勢で食べると、誤嚥のリスクが少なく済み、安楽で美味しく食べていただくことに繋がります。

選択肢1. 車いすで食事をするときは、足をフットサポートから下ろして床につける。

〇:フットサポートに足を乗せたままだと背筋が伸びないので、猫背になりやすいため、足を床につける事で正しい姿勢になります。

選択肢2. 片麻痺(かたまひ)があるときは、患側の上肢を膝の上にのせる。

×:麻痺側は機能が停止または低下している状態なので、そこに食べ物を入れると誤って気管に入ってしまう危険があります。健側から食べ物を入れましょう。

選択肢3. スプーンを使うときは、下顎を上げた姿勢にして食べ物を口に入れる。

×:下あごを上げると食べづらい姿勢になります。やってみると分かると思います。

選択肢4. 利用者に声をかけるときは、食べ物を口に入れてから行う。

×:食べ物を口へ入れる前に声かけします。理由はこれから食べ物を入れますという説明や意思確認します。利用者も何を入れられているか分かるので安心できます。

選択肢5. 食事をしているときは、大きな音でテレビをつけておく。

×:気が散るのであくまでも普通の音量にしましょう。利用者が食べている途中で、テレビに反応して動くと誤嚥の危険が一気に高まります。

0

食事をする際には手を伸ばしたり、顔をテーブルに近づけたりするため、重心を前方に移動することになります。体が倒れないようにするため、腹筋や背筋の力だけではなく、足で踏ん張る力も必要となります。

また、テーブルを用いて食事をする場合は、テーブルの高さにも調整する必要があります。

選択肢1. 車いすで食事をするときは、足をフットサポートから下ろして床につける。

正解です。車椅子で食事をする場合、フットサポートに足を乗せたままと重心を前方に移動しにくくなります。足をフットサポートから下ろし、床に置きましょう。

選択肢2. 片麻痺(かたまひ)があるときは、患側の上肢を膝の上にのせる。

誤りです。食事中に姿勢が崩れないよう、上肢はテーブルに乗せた方が良いです。特に片麻痺方の場合は、上肢が膝の上にあると上肢の重みで姿勢が崩れてしまうことがあります。

選択肢3. スプーンを使うときは、下顎を上げた姿勢にして食べ物を口に入れる。

誤りです。食事をする際に正しい姿勢は、少し前傾姿勢をとり、顎を軽く引きます。下顎を上げた姿勢で食べ物を入れてしまうと、誤嚥する危険があります。

選択肢4. 利用者に声をかけるときは、食べ物を口に入れてから行う。

誤りです。口の中に食べ物がある状態で声をかけてしまうと誤嚥する危険があります。利用者に声をかける際は、食べ物を飲み込んでからにしましょう。

選択肢5. 食事をしているときは、大きな音でテレビをつけておく。

誤りです。食事をしている時に大きな音でテレビをつけておくと、集中力が欠けて食事に集中できなくなる恐れがあります。食事に集中できる環境を整えましょう。

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