介護福祉士の過去問
第35回(令和4年度)
生活支援技術 問10
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問題
介護福祉士国家試験 第35回(令和4年度) 生活支援技術 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
逆流性食道炎(reflux esophagitis)の症状がある利用者への助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 脂肪を多く含む食品を食べるように勧める。
- 酸味の強い果物を食べるように勧める。
- 1日の食事は回数を分けて少量ずつ食べるように勧める。
- 食事のときは、腹圧をかけるような前かがみの姿勢をとるように勧める。
- 食後すぐに仰臥位(ぎょうがい)(背臥位(はいがい))をとるように勧める。
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この過去問の解説 (4件)
01
逆流性食道炎とは、胃の内容物や胃酸が食道に逆流することにより、食道に炎症を起こす病気です。加齢や姿勢・食事内容などにより、逆流が起きやすくなったり、胃酸が増えすぎたりすることが原因となります。
誤答です。脂肪分の高い食品を多く食べると、胃酸の分泌が増加し逆流性食道炎を起こしやすくなります。
誤答です。酸味の強い食品を多く食べると、胃酸の分泌が増加し逆流性食道炎を起こしやすくなります。
正答です。大量の食事を短時間で食べると、胃の内圧が急激に上がり逆流性食道炎を起こしやすくなります。
誤答です。腹圧が高まることも逆流性食道炎の原因となります。前かがみの姿勢だけでなく、肥満やきついベルトなどもお腹への圧を高める原因となります。
誤答です。食後すぐに仰臥位になるのは、胃酸が逆流し食道にたまりやすくなってしまい、逆流性食道炎のリスクを高めます。少なくとも食後1〜2時間は起きているよう勧めるのがよいでしょう。
他にも、逆流性食道炎のリスクを高める食品として、甘いもの・アルコール・コーヒー・炭酸飲料・香辛料などが挙げられます。
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02
逆流性食道炎の原因には、
食生活や生活習慣によるもの
加齢よるもの
姿勢や体型によるもの
他の病気によるもの
などがあげられます。
×:脂肪の少ないものを勧めます。
よって選択肢は誤りです。
×:酸味や辛みなどの刺激物は逆流を悪化させることがあります。
選択肢は不適切です。
〇:食べすぎや早食いは避けて、少量ずつ回数を分けて摂取します。
選択肢は正しいです。
×:腹圧をかけると逆流しやすくなります。
選択肢は誤りです。
×:食後すぐに横になると逆流しやすくなります。
選択肢は誤りです。
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03
逆流性食道炎とは、胃の内容物(主に胃酸)が食道に逆流することにより、食道に炎症を起こす病気です。逆流の時間が長くなると、食道の粘膜は胃酸に対し弱いため食道に炎症を起こすようになります。予防法は、食べ過ぎ、早食いを避け、高脂肪食、アルコール、炭酸飲料、喫煙をできるだけ控える事です。
今問題は医療系になりますが、最低限度の知識を有さないと医師や看護師、セラピストなど医療系専門職と協同した仕事になりません。知識としてしっかり習得しましょう。
×:脂肪の多い食物の摂り過ぎは下部食道括約筋が緩む原因となり逆流性食道炎のリスクを高めてしまいます。
×:酸味が強い食べ物は逆流リスクを高めてしまいます。
〇:少しずつ食べる事で逆流を予防する事が出来ます。
×:胃の圧迫や腹圧上昇により逆流しやすくなります。
×:食後は胃酸がもっとも多く分泌されます。食べてすぐ寝ると逆流が起こりやすくなります。
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04
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流し、胸やけ、喉に酸っぱいものが上がってくるといった症状が見られます。
発症の原因は、早食い、アルコールの過剰摂取、ストレスといった生活習慣や加齢、姿勢や体型などです。
誤りです。高脂肪食は逆流性食道炎のリスク要因となります。脂の少ない淡白な食品を食べることが望ましいです。
誤りです。酸っぱいものは胃酸の分泌を促します。摂取には注意が必要です。
正解です。逆流性食道炎は胃や食堂に圧力がかからないようにする工夫が必要です。食事の回数を多く小分けにする方法もその一つです。
誤りです。猫背や前かがみの姿勢は逆流性食道炎の要因となります。食後2〜3時間は横になる姿勢は避けたほうが望ましいです。
誤りです。食べてすぐに横になる行為は、遺産の分泌を盛んにし、逆流性食道炎のリスク要因となります。食後2〜3時間は横になる姿勢は避けたほうが望ましいです。
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