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介護福祉士の過去問 第35回(令和4年度) 介護過程 問3

問題

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次の記述のうち、居宅サービス計画と訪問介護計画の関係として、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
訪問介護計画を根拠に、居宅サービス計画を作成する。
   2 .
居宅サービス計画の目標が変更されても、訪問介護計画は見直しをせず継続する。
   3 .
居宅サービス計画と同じ内容を、訪問介護計画に転記する。
   4 .
居宅サービス計画の方針に沿って、訪問介護計画を作成する。
   5 .
訪問介護計画の終了後に、居宅サービス計画を作成する。
( 介護福祉士国家試験 第35回(令和4年度) 介護過程 問3 )
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この過去問の解説 (3件)

9

ケアプランには、要介護者を対象とした居宅サービス計画書施設サービス計画書要支援者を対象とした介護予防計画書があります。

居宅サービス計画書とは、主に自宅で生活している要介護者が、訪問介護サービスや通所介護サービス、短期入所サービス、福祉用具レンタルを利用するために必要な書類です。

訪問介護計画とは、訪問介護サービスを提供するにあたり、サービス提供者が作成する書類です。ケアプランの内容に沿ってサービスを提供する上での目標や、目標を達成するためのサービスの内容や手順・方法などを記載します。

選択肢1. 訪問介護計画を根拠に、居宅サービス計画を作成する。

×:訪問介護計画は居宅サービス計画(ケアプラン)の内容に沿って作成します。

選択肢は誤りです。

選択肢2. 居宅サービス計画の目標が変更されても、訪問介護計画は見直しをせず継続する。

×:訪問介護計画は居宅サービス計画に沿って作成しますので、居宅サービス計画の目標が変更された場合、見直しを行います。

選択肢3. 居宅サービス計画と同じ内容を、訪問介護計画に転記する。

×:居宅サービス計画(ケアプラン)に沿って、訪問介護計画を作成します。

ケアプランは、要介護者が適切な介護サービスを利用できるように、利用者の心身の状態や家族の状況を踏まえて、サービスの種類や内容を決定する書類です。

訪問介護計画は、サービス内容と提供の手順、提供方法を記載します。

それぞれ内容が異なりますので、転記は不適切です。

選択肢4. 居宅サービス計画の方針に沿って、訪問介護計画を作成する。

〇:選択肢の通りです。

選択肢5. 訪問介護計画の終了後に、居宅サービス計画を作成する。

×:訪問介護計画は、居宅サービス計画の内容に沿って作成します。

終了後作成するという選択肢は不適切です。

付箋メモを残すことが出来ます。
3

居宅サービス計画は、自宅で生活する人が介護保険サービスを利用する時のために介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成するものです。訪問介護計画は、訪問介護サービスを利用する人のために訪問介護事業所のサービス提供責任者が作成するものです。これらの違いと関係性を理解しているかが問われています。

選択肢1. 訪問介護計画を根拠に、居宅サービス計画を作成する。

誤答です。介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成した居宅サービス計画書を根拠に、訪問介護事業所のサービス提供責任者が訪問介護計画を作成します。

選択肢2. 居宅サービス計画の目標が変更されても、訪問介護計画は見直しをせず継続する。

誤答です。居宅サービス計画の目標が変更されたということは、利用者の生活課題や希望が変更されたということですので、自ずと訪問介護計画も見直しされることになります。

選択肢3. 居宅サービス計画と同じ内容を、訪問介護計画に転記する。

誤答です。居宅サービス計画の内容は、『生活全般』に対する解決すべき課題(ニーズ)や目標・援助内容などから構成されます。これを基に、訪問介護計画では、『訪問介護事業所として展開するサービス内』での課題や目標・援助内容を記載します。よって、転記するというのは適切ではありません。

選択肢4. 居宅サービス計画の方針に沿って、訪問介護計画を作成する。

正答です。介護支援専門員(ケアマネジャー)は、情報収集やアセスメントを行い、本人や家族の希望を踏まえて居宅サービス計画を作成します。よって、訪問介護計画もその方針に沿って作成する必要があります。

選択肢5. 訪問介護計画の終了後に、居宅サービス計画を作成する。

誤答です。居宅サービス計画が作成されたのちに、それに従って訪問介護計画を作成します。

まとめ

介護サービス計画(ケアプラン)には、施設で生活する人のための施設サービス計画と、在宅生活を送る人のための居宅サービス計画があります。

0

居宅サービス計画とは、居宅介護サービスを利用するための計画書です。利用者と家族の意向、解決すべき課題や目標、サービス内容が計画に位置づけられています。ケアマネジャーが作成し、利用者及び介護サービス事業者へ交付されます。

介護サービス事業者は、ケアマネジャーが作成した居宅サービス計画の内容に沿って、介護計画を作成します。

(本設問では、訪問介護事業所のサービス提供責任者が、訪問介護計画を作成します。訪問介護計画には、訪問介護におけるサービスの内容・手順・方法について記載します。)

選択肢1. 訪問介護計画を根拠に、居宅サービス計画を作成する。

不適切

居宅サービス計画に訪問介護サービスの提供について確認できた場合に、訪問介護計画を作成します。よって、根拠となる計画は、居宅サービス計画です。

選択肢2. 居宅サービス計画の目標が変更されても、訪問介護計画は見直しをせず継続する。

不適切

根拠となる居宅サービス計画が変更された場合には、訪問介護計画の見直しが必要となります。

選択肢3. 居宅サービス計画と同じ内容を、訪問介護計画に転記する。

不適切

冒頭に説明したとおり、居宅サービス計画と訪問介護計画に記載する内容は全く別物です。

選択肢4. 居宅サービス計画の方針に沿って、訪問介護計画を作成する。

適切

居宅サービス計画書の方針は、ケアマネジャーが利用者や家族より情報収集及び課題分析をして決定されます。介護サービス事業者は同じ方針の下、介護計画を作成しなければなりません。

選択肢5. 訪問介護計画の終了後に、居宅サービス計画を作成する。

不適切

冒頭に説明したとおり、居宅サービス計画に沿い、訪問介護計画は作成されます。

まとめ

「ケアマネジャーが作成する居宅介護サービス計画」と「サービス提供事業所が作成する介護計画」の違いや意味、その関係性を理解しておきましょう。また、作成された計画については、利用者を支える家族・ケアマネジャー・介護サービス事業所などで共有することが大切です。

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