介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
人間関係とコミュニケーション 問2

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問題

介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 人間関係とコミュニケーション 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

Bさん(90歳、女性、要介護3)は、介護老人福祉施設に入所している。
入浴日に、担当の介護福祉職が居室を訪問し、「Bさん、今日はお風呂の日です。時間は午後3時からです」と伝えた。しかし、Bさんは言っていることがわからなかったようで、「はい、何ですか」と困った様子で言った。
このときの、介護福祉職の準言語を活用した対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

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この過去問の解説 (1件)

01

介護福祉士が福祉施設へ入所している利用者に対して、どのようなコミュニケーションが適切か問う内容です。介護福祉士は専門職として日々研鑽を重ねる事が求められます。

選択肢1. 強い口調で伝えた。

× 準言語(パラ言語)とは、言葉を発する際の強弱や長短、抑揚などの語調、声の大きさ、話す速度、間のとり方、沈黙など、言語に付随する非言語要素のことです。利用者が職員の言っていることを分からなかった原因は、耳が遠く聞こえなかった、認知症が進行して理解できなかった、落ち着かない気持であった、睡眠不足、栄養不足など、様々な要因があります。よって強く言っても利用者が困惑するだけです。相手に伝わるように工夫して言うのも、専門職たる介護士の役割です。

選択肢2. 抑揚をつけずに伝えた。

× 上記同様、抑揚をつけずに伝えても、利用者に伝わりづらい可能性があります。抑揚をつけながら話しましょう。

選択肢3. 大きな声でゆっくり伝えた。

〇 耳が遠い利用者には有効な伝え方です。

選択肢4. 急かすように伝えた。

× 理解力と判断力が低下した利用者に急かすように伝えても困惑するだけです。まずはゆっくり伝え相手の反応を観察しましょう。

選択肢5. 早口で伝えた。

× 聴力と理解力が低下した利用者であれば、職員の早口を聞き取れないでしょう。

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