介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
こころとからだのしくみ 問8
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問題
介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) こころとからだのしくみ 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
Hさん(60歳、男性)は、身長170cm、体重120kgである。
Hさんは浴槽で入浴しているときに毎回、「お風呂につかると、からだが軽く感じて楽になります」と話す。
胸が苦しいなど、ほかの訴えはない。
Hさんが話している内容に関連する入浴の作用として、最も適切なものを1つ選びなさい。
Hさんは浴槽で入浴しているときに毎回、「お風呂につかると、からだが軽く感じて楽になります」と話す。
胸が苦しいなど、ほかの訴えはない。
Hさんが話している内容に関連する入浴の作用として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 静水圧作用
- 温熱作用
- 清潔作用
- 浮力作用
- 代謝作用
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この過去問の解説 (3件)
01
入浴の効果に関する問題です。聞きなれない内容の問題ではありますが、Hさんの状況と選択肢を考えると容易に正答する事ができると思われます。
× 静水圧作用とは動かない水の中で、水圧が体にかかる事で体液の循環が促される作用の事を言います。
× 温熱作用とは体が温まる事で体が発汗し、汗をかくことで循環が発生する作用の事を言います。
× 清潔作用とは、体が清潔になることで気持ちが楽になる事や皮膚疾患リスクが減少する作用の事を言います。
〇 記述の通りで、水の浮力により体が浮くことで、負担を減少させる作用をいいます。
× 代謝作用とは温まる事で、体にたまった老廃物が排出される作用の事を言います。
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02
「お風呂につかると、からだが軽く感じて楽になります」と話していることから、Hさんの身体に起きた作用に注目して問題を解いていきます。
「軽く感じる」という表現と反する作用であるため、適切ではありません。
「軽く感じる」と熱の作用は関係性が低いので、適切ではありません。
入浴後に起こる作用であるため、今回の問いに対する回答として適切ではありません。
「軽く感じる」=浮遊感を表しているため、こちらが正しい作用になります。
入浴後に起こる作用であるため、今回の問いに対する回答として適切ではありません。
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03
この問題は、Hさんの「からだが軽く感じて楽になる」という声に耳を傾ければ難しくはない問題だと思います。
不正解の用語も合わせてどのような作用、効果があるのかも覚えておくと良いでしょう。
不正解です。
静水圧作用とは、水の中でかかる水圧の作用のことを言うため、「からだが軽く感じる」効果はありません。
全身へのマッサージ効果や末端の血液や体液が心臓に押し戻されることで、むくみ解消効果が期待されます。
不正解です。
温熱作用とは、お風呂で身体が温まることで、血流や新陳代謝、自律神経などに効果が期待できることをいうため、「からだが軽く感じる」効果はありません。
不正解です。
清潔作用は、読んだ通り、入浴で清潔を保つことであり、感染予防にもつながるという効果があることをいうため、「からだが軽く感じる」効果はありません。
正解です。
浮力作用とは、お風呂に入ることで浮力によって身体を軽く感じることです。関節への負担の軽減効果もあります。
「からだが軽く感じる」というHさんの入浴での作用として、最も適切です。
不正解です。
代謝作用とは、お風呂に入ることで、血管が拡張して血行が良くなることで代謝が活発になることをいいます。
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