介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
生活支援技術 問9
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問題
介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 生活支援技術 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、嚥下機能(えんげきのう)の低下している利用者に提供するおやつとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
- クッキー
- カステラ
- もなか
- 餅
- プリン
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この過去問の解説 (2件)
01
嚥下機能の低下は、噛む力や飲み込む力も低下しているため、誤嚥やむせこみ、窒息にも注意が必要です。
誤嚥や窒息、むせを避けるために、ゆっくりと喉に流れるもの、食べ物が口の中でまとまりやすいもの(食塊)など、トロミのついた食事の準備をすることが適切です。
不正解です。
クッキーは口の中で砕け、食塊が形成しづらく誤嚥を引き起こす可能性があります。
不正解です。
スポンジ状のカステラは、水分を吸い、喉を通りづらいため、窒息などの恐れがあります。
不正解です。
もなかは喉にはりつきやすく、誤嚥や窒息の恐れがあります。
不正解です。
粘り気の強い餅は、喉に詰まる恐れがあります。
正解です。
プリンやゼリー状の食べ物は、噛みやすく、まとまった形状で喉を滑らかに通ることができます。
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02
嚥下機能は食べ物や飲み物を飲み込み、胃へと送るまでの動作をいいます。
嚥下機能が低下している利用者には、食事やおやつや水分摂取にも配慮が必要になります。
不正解です。
クッキーは水分が少なく、口の中でまとまりにくいといった特徴があります。
この特徴から口や喉にくっつきやすく、飲み込みにくいので不適切です。
不正解です。
カステラもクッキーと同じく、水分の少なさと口の中でのまとまりにくさを特徴とするので嚥下機能が低下している方には不適切です。
不正解です。
もなかの皮はペラペラした形状で口の中や咽頭に貼り付きやすく、嚥下機能の低下があると食べにくい食品に該当します。
不正解です。
餅は粘り気が強く噛み切りにくいこと、噛んでも口の中や喉にくっついてしまうことから飲み込みにくくなります。
嚥下機能が低下していると、飲み込みにくさと粘り気の強さからのどに詰まる可能性も高くなるため不適切です。
正解です。
プリンは適度な粘度があり、変形しやすく喉を通りやすい食べ物なので、嚥下機能が低下している方でも食べやすいものになります。
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