介護福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問89 (生活支援技術 問10)
問題文
介護老人福祉施設の介護福祉職が、管理栄養士と連携することが必要な利用者の状態として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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問題
介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 問89(生活支援技術 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
介護老人福祉施設の介護福祉職が、管理栄養士と連携することが必要な利用者の状態として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 利用者の食べ残しが目立つ。
- 経管栄養をしている利用者が嘔吐(おうと)する。
- 利用者の食事中の姿勢が不安定である。
- 利用者の義歯がぐらついている。
- 利用者の摂食・嚥下(えんげ)の機能訓練が必要である。
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この過去問の解説 (3件)
01
多業種連携の問題です。
それぞれの選択肢が専門職との連携が必要ですが、栄養と食に関わる専門職である管理栄養士との連携を選択する必要があります。
正解です。
栄養と食に関わる専門職である管理栄養士との連携としては「利用者の食べ残しが目立つ」が最も適切です。
不正解です。
経管栄養の嘔吐に関しての相談、報告は医療職に行ないます。
不正解です。
食事中の動作や姿勢に関しては、理学療法士、作業療法士などと連携することが適切です。
不正解です。
義歯や歯などの治療については歯科医との連携が適切です。
不正解です。
接触・嚥下の機能訓練については、言語聴覚士との連携が適切です。
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02
管理栄養士は患者への栄養指導や、福祉施設などでの食事の管理や栄養素の計算などを行う専門職です。
福祉施設では疾患や機能低下などから食事の制限や調理法の違いがあるため、普段から介護福祉士との連携が重要になります。
正解です。
管理栄養士は食べ残しや水分摂取、食事形態の観察から利用者にあった栄養ケアを行うため、連携することが必要なものになります。
不正解です。
経管栄養をしている利用者の嘔吐は、経管栄養の注入状況や体調の変化によって起こることが考えられるため医療従事者と連携することが必要になります。
不正解です。
食事中の姿勢は疾患や筋力低下などからも不安定になりやすくなります。日常生活の動作に関しては作業療法士や理学療法士との連携が適切となります。
不正解です。
義歯のぐらつきは、嚙み合わせの悪さや歯や歯茎といった口腔内に問題があることが考えられるため歯科医との連携が適切です。
不正解です。
摂食や嚥下障害の回復や予防を目的とした嚥下訓練は言語聴覚士が専門となるため、言語聴覚士との連携が適切となります。
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03
介護福祉士は介護について広い見識を持つ必要がありますが、
他の専門職との連携も重要です。
多職種連携のためには、それぞれがどのような専門性を持っているかを
知る必要があり、そのなかで管理栄養士について聞かれている問題です。
正解です。
食べ残しの原因が、嗜好や食事形態である可能性を考慮し
まずは管理栄養士に相談することが必要です。
それでも改善が見られなければ、ほかの可能性を検討し
さらなる多職種と連携をしていきます。
間違いです。
経管栄養でのトラブルは、管理栄養士にも報告は必要ですが、
基本的には、医療職との相談です。
間違いです。
姿勢の不安定さが食事に影響することはありますが、
基本的には機能訓練指導員(特に理学療法士)の範疇になります。
間違いです。
適切な義歯の使用は食に大きく影響を与えるものですが、
管理栄養士ではなく、歯科医や歯科衛生士の範疇です。
間違いです。
嚥下機能の衰えを防止したり、回復させることは
食生活に大変重要ですが、これは
機能訓練指導員(特に言語聴覚士)の範疇です。
選択肢にあることは、全て管理栄養士に報告されるべき事項ですが、
メインで対処する職種が何であるか?
という視点で回答する問題です。
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