介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
生活支援技術 問19

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 生活支援技術 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

高齢者が靴下・靴を選ぶときの介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 靴下は、指つきのきついものを勧める。
  • 靴下は、足底に滑り止めがあるものを勧める。
  • 靴は、床面からつま先までの高さが小さいものを勧める。
  • 靴は、踵(かかと)のない脱ぎやすいものを勧める。
  • 靴は、先端部に0.5~1cmの余裕があるものを勧める。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

靴下・靴は適切なものを選ばないと、転倒や外反母趾などを引き起こす原因にもなりかねません。

 

「足底に滑り止めがあるものを勧める」を選択しがちですが、すり足でなく、フローリングや畳などの環境でしたら適しているでしょうが、全ての環境、高齢者となると最適とは言い切れません。

ここでは全ての高齢者にあてはまる一般的なものを選択すればよいでしょう。

 

選択肢1. 靴下は、指つきのきついものを勧める。

不正解です。

浮腫などの原因になる可能性があります。

選択肢2. 靴下は、足底に滑り止めがあるものを勧める。

不正解です。

すり足の方などは、滑り止めがあることで床面に引っかかってしまい、躓きや転倒の原因になる可能性があります。

選択肢3. 靴は、床面からつま先までの高さが小さいものを勧める。

不正解です。

床面からつま先までの高さが小さいと、躓きの原因となります。

つま先が反りあがっている高さが大きいものを勧めましょう。

選択肢4. 靴は、踵(かかと)のない脱ぎやすいものを勧める。

不正解です。

踵のない靴は重心が移動しにくいため、歩きづらくなります。

選択肢5. 靴は、先端部に0.5~1cmの余裕があるものを勧める。

正解です。

脱着や歩きやすさから0.5~1cmの余裕があるものを勧めることが適切です。

参考になった数22

02

靴下や靴は色々な機能を持つものがありますが、その人に適していないとケガをするリスクが高まってしまうこともあります。

その人の足や歩行状態をしっかり確認することが大切です。

選択肢1. 靴下は、指つきのきついものを勧める。

不正解です。

指つきのきつい靴下は足の血行を悪くし、冷えやむくみの原因となるため適切ではありません。

選択肢2. 靴下は、足底に滑り止めがあるものを勧める。

不正解です。

高齢になると筋力の低下などから足が上がりにくく、すり足になりがちです。

滑り止めがあることで床との摩擦が強くなり転倒を起こすリスクが高まるため適切ではありません。

選択肢3. 靴は、床面からつま先までの高さが小さいものを勧める。

不正解です。

高齢になるとすり足になりやすいので、床面からつま先までの高さが低かったり地面に着いているような靴は適切ではありません。

選択肢4. 靴は、踵(かかと)のない脱ぎやすいものを勧める。

不正解です。

歩きやすさと転倒のリスクを防止する点からも、踵は脱げにくく足首が安定する靴を勧めることが適切です。

選択肢5. 靴は、先端部に0.5~1cmの余裕があるものを勧める。

正解です。

靴のつま先部分は足の指がそれぞれに動かせるよう、1センチ程度余裕のあるものを選ぶことが適切とされています。

参考になった数6