介護福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問98 (生活支援技術 問19)
問題文
高齢者が靴下・靴を選ぶときの介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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問題
介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 問98(生活支援技術 問19) (訂正依頼・報告はこちら)
高齢者が靴下・靴を選ぶときの介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 靴下は、指つきのきついものを勧める。
- 靴下は、足底に滑り止めがあるものを勧める。
- 靴は、床面からつま先までの高さが小さいものを勧める。
- 靴は、踵(かかと)のない脱ぎやすいものを勧める。
- 靴は、先端部に0.5~1cmの余裕があるものを勧める。
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この過去問の解説 (3件)
01
靴下・靴は適切なものを選ばないと、転倒や外反母趾などを引き起こす原因にもなりかねません。
「足底に滑り止めがあるものを勧める」を選択しがちですが、すり足でなく、フローリングや畳などの環境でしたら適しているでしょうが、全ての環境、高齢者となると最適とは言い切れません。
ここでは全ての高齢者にあてはまる一般的なものを選択すればよいでしょう。
不正解です。
浮腫などの原因になる可能性があります。
不正解です。
すり足の方などは、滑り止めがあることで床面に引っかかってしまい、躓きや転倒の原因になる可能性があります。
不正解です。
床面からつま先までの高さが小さいと、躓きの原因となります。
つま先が反りあがっている高さが大きいものを勧めましょう。
不正解です。
踵のない靴は重心が移動しにくいため、歩きづらくなります。
正解です。
脱着や歩きやすさから0.5~1cmの余裕があるものを勧めることが適切です。
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02
靴下や靴は色々な機能を持つものがありますが、その人に適していないとケガをするリスクが高まってしまうこともあります。
その人の足や歩行状態をしっかり確認することが大切です。
不正解です。
指つきのきつい靴下は足の血行を悪くし、冷えやむくみの原因となるため適切ではありません。
不正解です。
高齢になると筋力の低下などから足が上がりにくく、すり足になりがちです。
滑り止めがあることで床との摩擦が強くなり転倒を起こすリスクが高まるため適切ではありません。
不正解です。
高齢になるとすり足になりやすいので、床面からつま先までの高さが低かったり地面に着いているような靴は適切ではありません。
不正解です。
歩きやすさと転倒のリスクを防止する点からも、踵は脱げにくく足首が安定する靴を勧めることが適切です。
正解です。
靴のつま先部分は足の指がそれぞれに動かせるよう、1センチ程度余裕のあるものを選ぶことが適切とされています。
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03
高齢者が歩行を続けることは
健康の維持に重要であり、
歩行を続けるためには、適切な
靴下や靴の選定が求められます。
間違いです。
指つきの靴下は、着脱が難しくなり
転倒に繋がってしまいます。
血流を阻害する観点からも不適切です。
しかし、浮腫みがある人が弾性ストッキングを
履いて締め付けをするということは状況によってはあり得ます。
間違いです。
高齢者は足を高く上げて歩くことができない人も多く
すり足の場合も多いです。
滑り止めがついていると床に靴が引っ掛かり
転倒リスクが高まります。
間違いです。
高齢者は足を高く上げて歩くことができない人も多いです。
上がりきらない足の場合、つま先が反り返って高くなっていないと
床に引っかかり転倒に繋がります。
間違いです。
かかとのない靴は、歩行しているときに
ズレたり脱げたりして転倒リスクが高まります。
不適切です。
正解です。
つま先部分にある程度余裕がないと
痛みや締め付けに繋がり、歩行が不安定になります。
しかし、余り過ぎてもずれが生じやすいので、
注意が必要となります。
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